トロント警察の予算が去年に比べ 4800万カナダドル増加|TORJAニュース報道局
2020年には一旦10%も警察予算を削減しなければなかったトロント市長のジョン・トーリー氏。その原因はアメリカで起きた警察による黒人男性ジョージ・フロイド氏への不要で凶悪な暴行、そして彼の死だった。カナダでも抗議デモが行われ、「Defund the Police(警察予算を打ち切れ)」というスローガンが広まった。
トーリー氏はその声を受け止め予算削減に踏み入ったが、あれから3年、トロントでは殺人や暴行事件が急増している。特に公共交通機関での事件が多く、警察の力が必要とされている。見回りだけでなく、911コールの対応もより速やかにならねば警察への信頼はなくなる一方だとCBCは報じている。今年の警察予算は去年に比べて4.3%多い110億カナダドル。その多額な資金の使い道が注目される。
CP24の報道では、警察へ911コールをかけてから24時間も待つ人もいると紹介されていました。例えば空き巣などの侵入窃盗で、被害者が怪我や暴行にあっていない場合優先順位が低くなってしまうそう。そんなことにならなくても早く対応してほしいですよね。これからの取り組みが心配です。