第3回JCCCトロント日本映画祭(Toronto Japanese Film Festival) がいよいよ来月、6月12日~27日に開催!
2012年の第一回目を開催以来、すでに多くの日本人やトロントニアンたちにとって見逃すことのできない大イベントとなっているトロント日本映画祭。今年は6月12日から27日までの約2週間に渡って全18作品の日本映画が上映される。どれもが話題作の18作品から、今回は特に今映画祭注目の4作品を中心にご紹介!なお、チケット販売は5月1日からの開始なので、お目当ての上映チケットはすぐに購入を。
『武士の献立』
2014年6月12日(木) 7:30pm~(121 min)
監督:朝原雄三
出演:上戸彩、高良健吾、 西田敏行、 余貴美子 ほか
今年のフェスティバルオープニングを飾るのは、“刀”でなく“包丁”で藩に仕え“料理”で動乱を乗り越えた、実在した武家家族をモチーフにした『武士の献立』。江戸時代の加賀藩を舞台に、料理の腕で君主とその家族の食事をまかなう役割を担うことから「包丁侍」と呼ばれた武士の料理人の家に嫁いだ春は、その人並み外れた料理の才能と味覚で夫・安信の料理指南を始めるのだが…。伝統ある“加賀料理 “の基礎を築いた加賀藩に実在した料理担当武士・舟木家をモデルにした、夫婦、そして家族との絆を描いた人情劇。抜群の味覚と料理の腕を持つ、明るく元気な年上女房・春を上戸彩、その春から料理指南を受ける夫・安信を高良健吾が演じ、その二人を見守る両親を西田敏行と余貴美子が演じる。 今上映会に際し行われるオープニングセレモニーでは、懐石遊膳橋本による料理が振る舞われる。
『永遠の0ゼロ』
2014年6月15日(日) 7:00pm~(144 min)
監督:山崎貴
出演:岡田准一、三浦春馬、井上真央、濱田岳 ほか
2006年の初版からいまや累計発行部数450万部を超える国民的ベストセラーとなった百田尚樹の同名小説を、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズでも知られる山崎貴監督が映画化。司法試験に落ち続け、人生の目標 を失いかけた青年・佐伯健太郎と、フリーライターの姉・慶子は、実の祖父だと思っていた賢一郎とは血のつながりがなく、本当の祖父は太平洋戦争で特攻により戦死した宮部 久蔵という人物であることを知る。久蔵について調べ始めた2人は、祖父が凄腕のパイロットであり、生きることに強く執着した人物であったことを知る。そんな祖父はなぜ特攻に志願したのか…。元戦友たちの証言から、戦後60年にわたり封印されてきた驚きの事実に辿り着く。主人公のゼロ戦パイロット・宮部久蔵には実力派俳優の岡田准一(V6)、現代から久蔵の謎に迫る青年・健太郎を三浦春馬、久蔵の妻・松乃を井上真央が演じる。
『地獄でなぜ悪い』
2014年6月18日(水) 7:00pm~(128 min)
監督: 園子温
出演:國村隼、堤真一、長谷川博己、星野源 ほか
昨年のトロント国際映画祭でミッドナイトマッドネス部門観客賞を受賞したことでも話題を呼んだ映画『地獄でなぜ悪い』が今トロント日本映画祭でトロントのスクリーンに再び登場。 対立するヤクザの武藤と池上。刑務所にいる妻を喜ばせるため、「娘のミツコが主演女優で映画が撮影されている」という嘘をついてしまった武藤は、ミツコを主演に、池上とのヤクザ抗争を舞台に映画を撮るよう、監督になることを夢見る平田に依頼する。武藤の手下たちも撮影を手伝うことになり、キャストもスタッフもヤクザという前代未聞の映画撮影が今、始まる。『愛のむきだ』『ヒミズ』で知られる鬼才・園子温監督が、自身初の娯楽作と銘打つアクション活劇の今作。園組初参加となる國村隼が武藤役で主演。ミツコ役の二階堂ふみ、池上役の堤真一ほか、長谷川博己、星野源、友近ら個性的かつ実力派の俳優たちが揃う。
『白ゆき姫殺人事件』
2014年6月27日(金) 7:00pm~(126 min)
監督:中村義洋
出演:井上真央、綾野剛、奈々緒、金子ノブアキ ほか
『告白』などの原作者・湊かなえの小説を基に、美人OLの殺害容疑を掛けられた女性をめぐって人間の悪意を浮き彫りにしていくサスペンスドラマ。人里離れた山中で10か所以上を刺された、焼死体が発見される。殺害されたのは女性の名は典子で、容疑者は化粧品会社のOL・城野美姫。テレビディレクターの赤星雄治は、美姫の同僚、家族、幼なじみなどに取材。典子が美姫の同期入社で、美人で評判だった一方、美姫は地味で目立たない存在だったことが報道され…。そして今上映会には、今作を手掛けた中村義洋監督が登壇予定。『アヒルと鴨の今ロッカー』をはじめとした数々の伊坂幸太郎作品、さらには海堂尊の医療ミステリー『チーム・バチスタの栄光』や『ジェネラル・ルージュの凱旋』といった小説の映画化などこれまでにも多数のヒット作を生み出してきた中村監督に直接質問できる貴重なチャンスだ。
※上記4作品以外の上映作品ラインナップ
JCCCメンバー:$10(5スクリーニングパス $40、10スクリーニングパス $80)
一般:$12(5スクリーニングパス $45、10スクリーニングパス $90)
※5スクリーニングパス(限定150)には38ドル相当、10スクリーニングパス(限定50)には94ドル相当の資生堂ビューティパッケージ付き。
チケット購入・問い合わせ:ウェブサイト【torontojff.com】もしくは電話番号【416-441-2345】