Toronto Japan Film Festival
第4回 Toronto Japan Film Festival クロージングナイト
6月26日 @日系文化会館
6月11日に開幕した第4回Toronto Japan Film Festivalは去る6月26日に大盛況の内に幕を閉じた。最終日のクロージングムービーは昨年9月に日本で公開された周防正行監督作品の「舞妓はレディ」、当日は周防正行監督と同映画に出演している女優・草刈民代さんが駆けつけた。
商工会ホールのレッドカーペットに周防監督と草刈さんが姿を表すと同時に小林ホールが会場し、当日は追加された椅子まで埋まるほどの超満員となった。始めにJCCC館長のジェームス・ヘロンさんが挨拶を行い、今年で第4回を迎えたToronto Japan Film Festivalが大盛況であることに触れ、このイベントを実現するために支えてくれているスポンサーやボランティアへの感謝を述べた。また現時点で既に来年に第5回Toronto Japan Film Festivalを開催することが決定していると参加者に伝え会場は大いに盛り上がった。続いて中山泰則総領事が同映画祭の成功を嬉しく思うと同時にトロントでの重要な日本文化発信の場となっていることについてコメントし、今後さらに多くの映画が公開されることを楽しみにしているとコメントした。最後に周防監督から簡単な挨拶と映画の紹介が行われ「舞妓はレディ」上映となった。
上映後には周防監督と草刈さんへのQ&Aセッションとクロージングレセプションが行われた。周防監督の映画作りに対する質問やバレエ界出身の草刈さんが日本舞踊に挑戦すること、「舞妓はレディ」制作秘話などについての質問が飛び交い、多くのファンはその後のレセプション会場でサインや写真撮影を行っていた。レセプションの最後には人気居酒屋やスパのギフトカードが当たるラッキードローが行われ、会場は最後まで熱気に包まれていた。
後日発表されたGrand Jury Prizeは熊切和嘉監督作品の「私の男」が受賞し、原田眞人監督のオープニングムービー「駆け込み女と駆け出し男」が僅差で2位となった。また一般投票で決まるKobayashi Audience Choice Awardは矢口史靖監督の「Wood Job!」が受賞した。