Japan Film Night
Japan Film Night 開催 9月9日 Japan Foundation
2013トロント国際映画祭参加のために来加した日系映画の監督・ゲストたちを招いての歓迎会「Japan Film Night」がジャパンファウンデーショントロントとユニ・ジャパンの共催で行われた。
ジャパンファウンデーションの石田隆司所長は、「ユニ・ジャパンとの協力で、今年も素晴らしいゲストの方々を当センターにお呼びすることができ、とても嬉しく思います。」と、ゲストたちを歓迎。
今イベントに参加した、映画『そして父になる』の是枝裕和監督、『人間』のチャーラ・ゼンジルジ監督、ギョーム・ジョヴァネッティ監督、キャストの吉野眞弘さんと和島政子さん、李小牧さん、プロデューサーの谷元浩之さんが壇上でスピーチを行った。ここでは『人間』制作に携わった5名のスピーチ内容をご紹介しよう。
チャーラ・ゼンジルジ監督 / ギョーム・ジョヴァネッティ監督
この作品をTIFFに出品することができ、また私たちのクルーと一緒にトロントを訪れることができたことを本当に嬉しく思います。みなさんにこの日本映画をご覧いただけることをとても光栄に思います。また、この会場で是枝監督にお会いすることもできて、本当に嬉しく思っています。
吉野 眞弘さん(キャスト)
私は俳優でなく、日常でやっていることは会社の経営者です。8日のワールドプレミアではお客さんが3分の1でも入っていてくれたらと、質疑応答でも1人、よっぽど変わった人がいてくれたらと思っていたのですが、蓋を開けてみたら前売り券は完売。質疑応答の時にも、ほとんどの人が残ってくださり、本当に驚きましたね。
和島 政子さん(キャスト)
私は演技経験は全くありません。昨年映画を作ることとなって協力をしているうちに、いつの間にか映画に引き込まれて、なんだか演技をさせられてしまったような、そんな不思議な感じでできあがった映画です。今日このような形でトロントに来られたことをとても嬉しく思います。
李小牧さん(キャスト)
私は25年前に中国から日本に参りました。現在、日中関係は緊迫したものとなっていますが、私は25年間日本滞在していたことで、この映画に出ることができました。私一人では日中関係を良好にすることは難しいですが、25年の日本での生活やこの映画に出演した経験を活かして日中関係改善に頑張っていきたいと思っています。
谷元 浩之さん(プロデューサー)
僕たちにとって、この映画はとても特別なものです。僕たちは映画制作のプロでもなく、この作品はとても稀有な作品です。ですが、多くの方々の助けを得て、この映画を作ることができました。本当にここに来ることができ、また僕の好きな監督の一人である是枝監督にお会いすることができて嬉しく思います。