Toronto Japan Film Festivalオープニング・レセプション
第3回Toronto Japan Film Festivalオープニング・レセプション
映画祭: 6月12日-27日 JCCC日系文化会館
例年大好評となっているトロント日本映画祭「Toronto Japan Film Festival」がJCCCで6月12日から始まり、様々なジャンルの映画が18本上映された。今年で第三回目を迎える同映画祭のオープニング・フィルムには、江戸時代の加賀藩を舞台に、料理の腕で君主とその家族の食事を賄う役割を担う「包丁侍」とよばれる武士の家に嫁いだ妻と家族の絆を描いた人情劇「武士の献立」が選ばれた。レセプションでは、懐石遊膳橋本から同映画に見立てた懐石料理が、小澤カナダが提供するアサヒビールや日本酒などとともに提供された。また来場者はメインスポンサーである資生堂のブースや1950年代から現在に至るまでの映画ポスターの展示を楽しみ、映画祭のオープニングを歓迎した。
また、JCCC館長のジェームス・ヘロン氏は、今回の映画の中には北米初公開作品もあり、たくさんの人が観たいと思う映画を選んだので日本人だけではなく、現地の人も含め多くの人に楽しんでもらいたいと挨拶するとともに、運営に協力してくれている企業、団体、ボランティアの方々に感謝を伝えた。
そしてイベント開催に協力している資生堂カナダの岡本社長が今年もスポンサーを務められたことを光栄に思うと語り、非常に大切なこのイベントを通して、日本文化を広めるためにも、多くの人に映画を見てもらいたいとスピーチした。
ジャパンファウンデーションの石田所長は、同イベントが3回目を迎えたことを嬉しく思うと同時にトロントの人たちの日本文化に対する興味も深まっていることを喜んだ。最後に山本栄二総領事はこのオープニングパーティーに参加して、地元の人たちの日本映画に対する関心が非常に高いことを実感し、イベントの盛況さについてお祝いの言葉を述べ、さらにこのイベントが今後長く続くことを祈りながら、多くの俳優、監督が参加するようなイベントになればいいと述べられた。
今年も満員御礼で始まったトロント日本映画祭。多くの人に日本映画を楽しんでもらい、このイベントが長く、更に大きくなって続いていくことに期待したい。