トロント不動産情報 VOL.25
本文:照岡 敏介 -Toshi Teruoka オンタリオ州政府公認・リアルエステートライセンス保持者
“トロントは不動産バブル?”“不動産ブームは何時終わるの?”
この頃、お客様や友人とトロント不動産事情を話していると必ず挙がって来るトピックです。ここでは、過去のデータや統計などで数回の連載でトロントの不動産事情を考えて行きたいと思います。
住宅を購入する時、ほぼ全ての購入者の方は住宅ローン(Mortgage)を使い住宅を購入します。大きな金額の借り入れなので利率(Interest Rate)が大きく月々の返済額に影響を与えます。Bank Of Canadaの指標利率は現在0.75%で1991年には16%と過去最高利率、2009年4月には0.25%過去最低の利率。国内情勢、国内経済によって変動はしますが統計的に年利は下落傾向と住宅購入をされる方には嬉しい事です。一方で、定年退職者など銀行預金の利子からの収入を考えていた方には利率の低下は聞きたくない話でしょう。
下の表はGreater Toronto Areaの年間平均住宅価格です。1992年から現在まで平均価格は毎年記録更新されています。では、その記録更新は何時まで続くのでしょうか?
次号に続く、、、
Greater Toronto Area REALTORS の報告によると, 今年6月上旬(14日間)の売買件数(5,661件)は去年同時期に比べると15.7%の上昇。GTAの平均売買価格は$650.732と去年の同時期に比べると12%の価格上昇でした。