トロントから郊外のさらに外側への移動が増加傾向 |家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット
住宅マーケット年別比較チャート
出典: TREB ※グラフはデタッチからコンドまで全てのタイプを含めたものであり、トロント市とその他GTAを含めた平均です。

7月のTREB全域の総取引数は1万1,081件となり、昨年同月の8,555件からプラス29.5%と大きく増加しました。
新規リスティング数はプラス24.7%、有効リスティング数はマイナス16.3%と、需要と供給のバランスが取れているとは言い難いですが、マーケットの動きは活発です。6月から続いて上昇傾向ですね。
<全物件タイプの平均価格>
全物件タイプを含む平均価格は94万3,710ドルで、2019年7月と比較しプラス16.9%と大きく伸びています。平均売却日数は17日間とマイナス24.2%で、マーケットは比較的はやく動いています。
【物件タイプ別の平均価格】

やはり特筆すべきは戸建ての急激な伸びですね。ダウンタウンに多い密集型住居のコンドアパートの伸びが穏やかなのはCOVID-19の影響と言えるかも知れません。例年ならば7月のマーケットは6月から下降するのが通常ですが、今年はCOVID-19の影響もあるからかタイミングがずれこんでいます。8月もその勢いを落とさずに推移する可能性も高いです。
活発なマーケット活動ですが、ここ最近の特徴と言える点の一つにトロントから郊外、それも近郊ではなくさらに外側に、移動する率が増加傾向に見えることです。その理由としてもちろん比較的低価格なこと、家のサイズ、屋外スペースなどがあるのは当然ですが、COVID-19によりオンラインでの仕事が可能となったこと、ライフスタイルや基本的価値観のシフトなども影響しているかも知れません。全体からすると少数ですが、外郊外での動きが活発になっている事に間違いはありません。

D.H. Toko Liu(劉 東滉)
オンタリオ州政府公認不動産免許保持。日本生まれカナダの高校大学を卒業。日本での営業管理・経営、及び不動産管理業を経験、移民し現在に至る。





