マーケットの動きは速く活発。特に土地付き戸建ての伸びが目立つ |家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート
出典: TREB ※グラフはデタッチからコンドまで全てのタイプを含めたものであり、トロント市とその他GTAを含めた平均です。

8月のTREB全域の総取引数は1万775件。
昨年同月の7,682件からプラス40.3%と大きく上昇。
例年ならば、8月はマーケット的には特にスローな月ですが、今年はCOVID-19の影響で抑えられていたマーケットが反発し勢いを増したかに見えます。
新規リスティング数はプラス56.8%、有効リスティング数はプラス5.0%で売り手もマーケットに対しポジティブな反応を見せています。
全物件タイプを含む平均価格は95万1404ドルで、昨年8月比でプラス20.1%と大きく伸びました。平均売却日数はマイナス30%以上を記録し、マーケットの動きは速く活発です。
【物件タイプ別の平均価格】

トロントから郊外GTAエリアへの移動が急増
全体的に堅調ですが土地付き戸建ての伸びが特に目立ちますね。COVID-19の影響からか、トロントから郊外GTAエリアへの移動はさらに強まっているように思われます。企業がテレワークを推進するほどその傾向は進むと予測されます。ダウンタウンで「1プラスDENコンドアパート」を購入するのと同じ金額で、郊外の場所によっては3BRガレージと庭付き戸建てが買えてしまったり、さらに安価であったりするわけですから、そうなるのも自然と言えます。
また子育てなども含めたライフスタイルとして郊外を選ぶ家庭が増えているのもあるでしょう。そうした郊外での人口増と需要に呼応するかのように大型スーパーやショッピングセンターなども開かれ利便性が高まると、さらに人々を引き寄せる原因になります。それによりそのエリアの地価が高まり、一部消費者はさらに安価なエリアへと流れ事になるでしょう。

D.H. Toko Liu(劉 東滉)
オンタリオ州政府公認不動産免許保持。日本生まれカナダの高校大学を卒業。日本での営業管理・経営、及び不動産管理業を経験、移民し現在に至る。




