トロント郊外への動きが目立っていたが、市内のマーケットも極めて活発|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート
出典: TREB ※グラフはデタッチからコンドまで全てのタイプを含めたものであり、トロント市とその他GTAを含めた平均です。

「マーケットは市内・市外ともに活発」
2021年3月のTREB全域・全物件タイプの総取引数は1万5652件となり、昨年3月の7945件からプラス97%と2倍近くにまで増加しました。
マーケットは非常に活発です。新規リスティング数はプラス57.3%の上昇ですが、有効リスティング数はマイナス0.7%と逆に減っています。多くの物件は出るそばから売れてしまい、先月から引き続きマーケットは売り手市場が継続している模様です。
全物件タイプを含む平均価格は109万7565ドルとまたもや1ミリオンを越え、2020年同月の90万2787ドルからプラス21.6%と大きく伸びています。平均売却日数はマイナス23.5%で、マーケットはスピード感を保ち動いています。
【物件タイプ別の平均価格】

の順に並んでいます。
5ヶ月連続で市内のコンドアパートのみがマイナスとなっていますが、下げ幅は限定的となり市内コンドアパートの売れ行きは好調、再度プラスに転じてもおかしくはないように思われます。
またトロント郊外への動きが目立っていた最近ですが、市内のマーケットも極めて活発であり一部買い手は市内に戻りつつあるとの見方もあります。これは消費者の経済安定に対する信頼と、都市部の利便性は買い手を惹きつける大きな要因であるということを再認識させるものです。
活発なマーケットが供給不足によりさらに煽られ価格上昇が続いている訳ですが、以前から指摘のあるように物件供給増加とインフラに裏打ちされた都市部と郊外の人口密度の底上げがされない限り、不動産価格の上昇に歯止めをかけることは難しいとの根強い意見があります。GTAでは毎年10数万人の人口増加を記録しており、その傾向は続くと見られています。今後の政府方針がどうなるかに注目が集まりますね。





