この先、住宅ローンのレート切り下げが現実的になると、買い手の動きはさらに活発になり価格押し上げにつながることは容易に予想される|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート

2024年4月のTRREB全域・全物件タイプの総取引数は7,114件になり、昨年4月の7,487件からマイナス5.0%の減少です。2022年同月は8,000件程度と同レベルでしたが、2021年4月は1万4,000件弱でした。
カナダ中銀のレート切り上げは2022年3月から始まりましたが、その影響がはっきり出ていますね。全物件タイプの平均価格は115万6,167ドルで、2023年4月の115万2,519ドルからプラス0.3%の横ばい、新規リスティング数はプラス47.2%、有効リスティング数はプラス74.4%となっています。
多くの売り手がマーケットの買い需要が高まると予想しての新規リスティング増加だと思われますが、実際にマーケットがどう反応するかはこれからです。有効リスティング急増が長く続くようならば懸念材料となり得るかも知れませんが、現時点では確定的ではありません。平均売却日数は28日間で昨年同月比プラス16.7%でした。
物件タイプ別に売却平均価格を見てみますと、
の順に並んでいます。市内でマイナスだったのはタウンハウスのみ。また留意すべき点は市外においてデタッチ以外はマイナスとなっているところでしょう。
TOKO’s EYE
一般論ではありますが、多くの供給があるこのマーケットは買い手有利な面があり、そのため価格は昨年からほとんど変わっていません。この先、住宅ローンのレート切り下げが現実的になると、買い手の動きはさらに活発になり価格押し上げにつながることは容易に予想されます。政府もそれは理解しているからこそ、レート切り下げのタイミングと規模の公表には非常に慎重になっていると思われます。今後を注視しましょう。





