マッサージ・セラピストが教える身体と健康 #16
ソチ五輪金メダリスト羽生選手専属のマッサージ・セラピストが教える身体と健康 #14
青嶋 正
RMT:カナダ公認マッサージセラピスト
日本オリンピック委員会 日本スケート連盟の強化スタッフ
第16回 アナザースカイ 織田信成 編

昨年の冬に現在プロスケーター、タレント業などで活躍している織田信成君が、我が家でのテレビの撮影を兼ねて遊びに来てくれました。
織田君とはバンクーバーオリンピック前からの付き合いですが、最近は私自身が他の選手のサポートをする機会が多く、世界レベルの試合やスケートショーで会っても、同じチームJAPANですがライバルチーム所属な為、余り会話する機会が無かったので、とても楽しい再会となりました。
また、引退したが故に聞ける・話してくれる可能性のある話題に切り込みたいという職業的な期待もありました。
皆さんもご存知のようにとても人柄の良いノブくんは、嫌な顔をせず、後輩の為にと自分の怪我のことや精神的に辛かったことなど、私が知りたいことは全て答えてくれました。
「世界で勝つ」ということは、自分の身体精神のコンディション、ライバルの状況、家族の状況、サポーターの状況、強いては日本の経済状況を含む全ての条件が奇跡的に合わなければ到達することのできない領域だという事です。
彼は、ちょっとした歯車のズレから大きなチャンスを逃した経験が何度となくあるので、話してくれる言葉に重みがあります。
織田君は我が家で生活していた事があるので、彼の事は何でも知っているつもりでいましたが、あの有名な「猫足着氷(*注1)」を生み出す柔らかい膝を、実は幼少期に身体の固いのを見かねた母でありコーチである憲子先生が指導して作り上げたと聞き、驚かされました。
また、オリンピックイヤーであった2013-14シーズンの織田君は、怪我をした後なので私のチームとしては完全にノーマークだったのにもかかわらず、たまたまエントリーしていたソーンヒルで行われた夏の大会で見事に復活し、好調な滑りに、ライバルチームのサポーターとして冷や汗が出たのを鮮明に覚えています。
このように織田君は、「不可能を可能にしてきたアスリート」だったのです。また、「アスリートとして世界レベルで戦う」には、「大切な勝負の時」に歯車がズレないように幼少期から計画して、身体の土台作りをしっかりとすることが大切だと、笑いを交えながら教えてくれました。具体的な内容はこの場で、順次ご紹介していきたいと思います。
*注1:猫足着氷とは? ジャンプの着氷の際、他の選手だったら絶対転倒する難しいポジションでも柔らかい膝と足首で転倒せずに着氷してしまう織田君の愛称です。
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