その3「家族との再会、そして海を越えて」|チャコさんの「飛鳥II」世界一周手帖

世界一周クルーズ「飛鳥II」に乗船中のチャコ瀬戸山さんから、編集部に毎日届くお便り。壮大で優雅な船旅の様子や、船上でのひととき、寄港地での出会いを、日々の綴りから抜粋してお届けします。旅するよろこびを、読者のみなさんと一緒に味わえたらと思います。
本文:チャコ瀬戸山
世界一周の「飛鳥クルーズ」として通算24回目、「飛鳥II」では14回目となるこの航海は、横浜・神戸を発着する103日間の船旅。アジア、南アフリカ、ヨーロッパ、北米、カリブ、太平洋を巡り、世界12カ国18港を訪れる。
赤道越えや喜望峰航路をたどりながら、セーヌ川クルージング、自由の女神、パナマ運河、ホノルル・ダイヤモンドヘッドなど、世界各地の絶景と文化に触れる、「飛鳥II」のフィナーレを飾る壮大なクルーズだ。
ニューヨーク、ナッソー、カルタヘナ、コスタリカ、メキシコ…世界一周航路はいよいよ後半へ。
リバティ島から自由の女神が迎える中、飛鳥Ⅱはニューヨークへ入港。家族と感動の再会を果たし、にぎやかな時間を過ごした後、航路はカリブ海・中南米へ。ナッソーではサンバのカーニバル、カルタヘナでは世界遺産と海賊の歴史、コスタリカでは「プラビダ!」の挨拶に触れるなど、異文化との出会いが続く。メキシコでは港町カボサンルーカスを散策し、自由な空気が漂うサンフランシスコへ。70日を超えた船旅は、まもなく太平洋横断を迎える。
ニューヨークで家族と再会

6/3 自由の女神に迎えられて、ニーヨークに入ってきました。海から入ってくるニューヨークは初めてでしたので、とても新鮮です。イギリスやヨーロッパ、そしてアフリカから渡ってきた人たちが築きあげた街、ニューヨーク。この街で、今日息子や孫たちと会うことになってます。
6/5 昨夜はニューヨークを午後7時夕焼けに見送られて出港しました。楽しい思い出いっぱい詰まったニューヨーク。3日と4日は息子のダニエル家族と孫たち6人で訪船してくれましたので、みんなでニューヨークを楽しむことができました。今は、一直線にナッソーに向けて飛鳥Ⅱの航海が始まっています。しばらく波が穏やかなようですので助かります。3日後の6月7日にバハマのナツソーにつきます。
バハマ・ナッソー。世界一周も70日目

6/6 バハマのナッソーがだんだん近づいてきました昨夜は、和菓子職人の阿部さんとご一緒に食事をしました。和菓子の作り方いろいろ教えていただきましたので、カナダに帰ったら早速試してみたいと思っております。ギャラクシーラウンジでのブロードウェイからの素晴らしい歌声を聞くことができました。ブラボーコールがこだましてました。ニューヨークから講師として乗船したピアノと声楽の先生に、私は声楽の個人レッスン、ジェームスはピアノの個人レッスンを取ることにしました。本日は、1時からが護身術、2時からは楽譜の正しい読み方教室、そして夜はマリンバ奏者石原新之助のコンサートがあります。
6/8 昨日はナッソーに上陸して街の中を散策しました。今日は30度を超える位で、久しぶりの暑さに絶えながら1万歩くらい歩いてしまいました。この日はカーニバルがあって、町中羽飾りをした立派な体の人たちが、ちょっとの布地で体を覆ってサンバのリズムで練り歩きました。船から降りた人たちは、あまりの体の立派さにみんなが見惚れていたようです。日射病にかかった人もいました。午後6時には出航して、次の寄港地コロンビアに向かっております。
3時間ほど前に、コロンバスが漂着したエルサルバドルを左手に見ました。その当時の海賊の隠れる島だったそうで、小豆島と同じ位の大きさだそうです。イギリスの王国の命令を受けた金や銀を積んだ船を襲って、何人かの海賊の軍団が共和国を作ってたそうです。中には女性の海賊もいたそうです。穏やかな波に乗って飛鳥Ⅱはコロンビアの、カルタヘナへ向かって進んでます。その次にコスタリカのプンタレナスに向かいます。その間に通過するのがパナマ運河です。私たちの世界一周も70日目となりました。
6/12 南米の最も栄えた街カルタヘナにつきました。スペインからの侵略者が金銀の集積所となっていた場所で、南米で1番古い世界遺産の場所だそうです。エコパークはとても楽しかったです。孔雀やオウムがいっぱいいて、羽を広げたタイミングもバッチリ写真で撮ることができました。
イグアナも、イジワルなフラミンゴに、頭をつかれながら、おいしそうなパパイヤを頬張っていました。
この街は1500年代にスペインが南米を開拓して最初に作った街です。金や銀という財宝をこの街に蓄えて、そしてスペインへと送り出していました。その代わりに輸入したのはアフリカから連れられてきた奴隷でした。奴隷たちに発掘をさせて、金や銀を取り出していたのでしょう。イギリス、フランス、ポルトガルが南アフリカに行き、たくさんの奴隷を積荷のように満載して連れてきたのがこのカルタなの街です。その財宝を狙ったのが、カリブ海の海賊たちです。その当時は、インカ帝国はまだこの地にはおらず。たやすくスペインの植民地が作られたそうです。
「プラビダ!」コスタリカの挨拶〜素晴らしい人生ですか?〜
6/15 コスタリカに入りました。コスタリカは世界で有数の幸福度ナンバーワンに入る国だそうです。プンタレナスは4メーターもあるようなワニがいたり、さまざまな鳥がいると聞いています。
6/17 「プラビダ!」素晴らしい人生ですか?というような挨拶です。コスタリカは軍隊を持たない平和な国として、世界でも有数の教育国であるようです。スペインの侵略時代に、金や銀や採掘するのに、価値のある資源が何もなかったということが、侵略者の侵入を防いだ結果だそうです。今は北米大陸からのエコツアーが大変盛んで国益を得ているようです。
次はメキシコに向かっています。マサトランの予定でしたが、外務省からの危険情報が2に上がったので、マサトランへの飛鳥Ⅱの寄港地からカボサンルーカスに変更になりました。
6/20 メキシコのカボサンルーカスは意外と大きなリゾート地でしす。南カリフォルニア湾に面しているのでとても穏やかです。アカプルコや、カンクンは水泳をするのにとても危険な場所でしたが、ここは海岸線がずっと広がっていて、泳ぐのには適してると思います。でも今回は泳ぎません。
アメリカやカナダからの観光目的でやってくる人々がたくさんいる街のようです。この港では、果物は絶対に船内に持ち込むことはできないそうです。

(チャコさん)

(ジェームスさん)
寄港地では飛鳥Ⅱの乗船状を魅せるだけで、どこでも乗り降りができます。入国審査は、船内のギャラリーに集まって、乗船状を見せて、船で預かってくれている私たちのパスポートを受け取って、隣に並んでいる入国審査官に自分のパスポートを見せて、またその隣に並んでいる飛鳥Ⅱのデスクの人にパスポートを返して保管してもらいます。それで入国審査は完了です。
さぁ、今日はカボサンルーカス街を散策に出かけることにいたします。
サンフランシスコへ
6/22 メキシコを離れて、アメリカ・サンフランシスコへと向かっています。船は太平洋を北上しています。メキシコの陽気な文化からカリフォルニアの自由で開放的な空気館へと移っていきます。太平洋とはポルトガルの航海者マゼランが初めてこの海を航海したときに思いのほか、穏やかな海であったことで、平和な海と名前をつけたと言われております。

3時からは山田久美子さんの講演がありました。芸歴45周年という彼女は、持ち時間の45分を笑と涙で存分に楽しませてくれました。








