肌美人のあの人に訊く、その美の秘訣! 美活レポート#04
第4回 小池 恵理子さん
いよいよトロントに本格的な冬が到来!寒さはもちろんですが、女性の大敵、乾燥も気になる季節です。美肌をテーマに、肌美人にケア方法や心がけていることを教えてもらうこの企画も第4回目を迎えました。今回は、肌も、髪も、ナチュラルな美しさが魅力的な小池恵理子さんに、普段の生活で気を付けている、美を保つポイントをお話しいただきました。
Q美を意識するようになったきっかけは?
これまでファッションや美容業に携わり、たくさんの美意識が高い方々と交流していくなかで、美しい人はとにかく内面から輝いていることに気づかされました。みなさん女性として誇りをもっていて、その分努力もされていて、それをみてすごく楽しそうだなと思ったんです。そんな方々を見ているうちに私も内側から輝くキレイな女性になりたいと思うようになりました。
Q美容に関して、カナダに来て意識するようになったことはどんなことですか?
昔から、特に“健康”や”美容”などの言葉に食いつくオタク気質で何でも挑戦するタイプなのですが、トロントで生活を始めてから北米の健康を意識している人のその意識の高さに本当に驚きました。そんな環境に触発されて、自分が何を口にしているかや、何を見て聞いて触ってどんな風に過ごしたいかなど探究心が強くなり、限られた時間の中で自分が納得がいくように、時間を有効に使おうと思うようになりました。日本にいた時は、商品が豊富だということもありメイクアップ方法をよく研究していましたが、今では”メイクアップで作りあげる”というより、自分が持っている本来の力を高めることを意識しています。元々疲れやストレスが体調や肌に出やすいので、疲れた時は無理せずゆっくり休んでいます。日々、肌と心と体は密接に繋がっていると感じます。私にとってトロントでの生活はゆっくり自分と向き合えるいい機会ですし、自分のペースでひとつひとつ積み上げて効果を実感することや体の変化を感じることが楽しみです。
Q毎日、美肌を保つためスキンケアなどどのようなことを行っていますか?
肌を清潔にしておくことと、保湿に気をつけています。それと、その日の気分や肌の状態に合わせて、基礎化粧品を使い分けています。そうすることでもっと肌のコンディションに敏感になれますし、気分転換にもなります。それと特に乾燥が気になる時には、朝からパックをします。その日のツヤ感が全然変わりますし、気分も上がりますよ。
Q美肌を保つために生活の中でどのようなことを意識していますか?
できるだけ、適度な運動、良質な食事と睡眠をとることです。元々小さい頃からやっていたクラシックバレエのために柔軟な身体を作ろうと思って始めたヨガにすっかりハマッてしまい、今では週に何度もヨガに通っています。汗をかいてスッキリしますし、奥が深くて面白いです。ただ、ついついやりすぎてしまって、”適度”ではなくなってしまわないように気をつけています(笑)。ニキビができてしまいそうな時や顔色があまり良くない時は食事から変えます。そのために、栄養学や正しい知識をつけるようにしています。体が発する信号にも素直に従います。何事もストレスがあっては逆効果なので、ただがむしゃらにやるだけというのではなく、自分の身体の疲れとのバランスを上手くとるように心がけています。それと、切磋琢磨しあえる大切な人たちと過ごす時間も最高のリラックスです。たくさん笑った日は「今日はいい日だったなぁ」と思いながら、ぐっすり眠ります。
Q乾燥が気になる方が多いですが、どのような対策が有効かと思いますか?
人それぞれ効果の出方が違うので、色々な乾燥対策のスキンケア方法を試してみるといいと思います。今はインターネットなどで自分の欲しい情報を簡単に検索できるので、一つのスタイルにこだわらず自分にあったものを探せますしね。自分が使っている、基礎化粧品の効果を最大限に生かすためにも、バランスのいい食事などライフスタイルから変えていくことも大切だと思います。
Qそのほかお気に入りの商品や美容法を教えてください。
化粧前に必ず顔と目の体操を行っています。顔がすっきりして、顔色も良くなります。気分に合わせたハーブティーとグリーンスムージーを飲むのも日課です。たくさんの種類とレシピがあって楽しいですし、スムージーはすぐに3日目くらいから肌に違いが出てくるのでオススメです。好きなレシピはほうれん草、ケール、バナナ、ヨーグルト、りんご、キウイ、ベリー類、それとソイミルクまたはアーモンドミルクを使ったものです。皮ごと使いたいので、できるだけオーガニックの物を選ぶようにしています。特に女性は一ヶ月の中でも体の状態が変化しやすいのでその時々に合わせて良いものを選んでいます。
Q読者の方に一言
色々なことに言えると思いますが、肌に関しても、自分がいい調子の時は「最高だ」と思いながらたくさん褒めて、だめな時は「まあこんな時もあるよね」くらいでちょうどいいと思います。その代わり現実から逃げずに、原因と対策を自分の力で自分のために考える、そうすると肌も喜んで反応してくれると思います。みんなで、日本の女子力を見せつけていきましょう!
小池 恵理子(こいけ えりこ)
千葉県生まれ。ジュエリー、ファッション業界で経験を積み、その後日本とカナダでネイリストとして働く。最近では全米ヨガアライアンスの資格取得を目指し、日々特訓中。