「宝塚歌劇団との出会い」林 真由さん カナダ歴:1年3カ月|私のターニングポイント第40回
カナダ歴:1年3カ月
宝塚音楽学校で2年間学び、宝塚歌劇団で舞台を経験し、入団6年目を迎える前に退団した後、カナダ・バンクーバーへ渡り、新たな道を歩み始めた林さん。現在、日本食レストランでサーバーとして働く一方、挑戦を続ける日々を送っている。YouTubeの開設やInstagramのプロモーション動画への出演など、多方面で新しい挑戦を続け、現在はヨガのトレーナー資格取得に向けて勉強中。その向上心と行動力が、次のステージへの原動力となっているという。
宝塚の代表作「ベルサイユのばら」
中学3年生の頃、6歳から続けていたバレエを辞めたいと思っていました。その頃、洋画に興味を持ち、「いつか留学したい」という漠然とした夢を抱いていました。それを目標に頑張ろうかなと思っていた時、母に連れられて宝塚の代表作「ベルサイユのばら」を観に行き、その舞台に心を奪われました。それ以来、宝塚への憧れが生まれ「宝塚に入りたい」と思うようになり、それまで苦手意識があったバレエにも本気で取り組み始めました。
宝塚との出会いがなければ、今の自分は存在しなかったと思います。この経験を通して、目標を持つ大切さとそれに向かって努力する意義を学びました。
3回目の受験で合格
宝塚音楽学校には3回目の挑戦で合格しました。不合格だった2回は悔しい気持ちもありましたが、「次こそは必ず合格する」と決意し、レッスンを続けました。奈良の自宅から京都の学校へ通い、その後大阪のスタジオでレッスンを受ける毎日で、忙しい生活の中で自然と忍耐力が身についたと思います。そして迎えた3回目の受験で合格し、すごく嬉しかったです。
しかし、宝塚では周りとの比較や厳しい環境の中で挫折を経験しました。何をやっても思うようにいかず、評価されない日々が続きましたが、「見られる仕事」をしている以上、落ち込んでいる姿を見せないことを意識し、どんなに辛くてもポジティブな態度を保つ努力を続けました。この経験は、後の自分の精神的な強さに繋がっていると思います。
宝塚に入団してからは、「5年は続ける」と心に決めて努力を続けました。そしてコロナ禍を経験し、学生時代から憧れていた留学を実現するなら20代の今しかないと考え、在団5年を機に退団を決意しました。
退団時には星組の皆さんやファンの方々が温かく送り出してくださり、「頑張ってきて良かった」と心から思いました。この経験を通じて、努力を見ていてくれる人がいることを実感し、そのことが今の自分の大きな支えになっています。
今後のライフプランは、まずはヨガの資格を取得し、カナダでヨガトレーナーとしてデビューしたいと考えています。
宝塚時代に落ち込んでいた時や、カナダに来たばかりの頃も、ヨガやトレーニングを通じてメンタルが安定することを実感しました。だからこそ、メンタルヘルスを整えるヨガの重要性を広め、その大切さを発信していきたいと思っています。
その一環として、自分のSNSにも力を入れ、多くの人にヨガの魅力やメンタルヘルスの大切さを届けたいと考えています。
■ いまの自分に点数をつけるとしたら?
50点
まだまだ叶えたい夢ややりたい事が沢山あるのでもっと頑張らなければならないと思っています!
■ 小中高校時代
小学生の頃はバレエが大好きで、中学受験の塾とバレエ教室を両立していました。この頃から根性が身につき、「やりたい」と思ったことにはすぐ行動するタイプでしたが、飽き性な一面もありました。それでも、踊ることや演じることへの情熱は一貫していて、宝塚に入れたことをとても嬉しく思っています。
■ もし人生をやり直せるとしたら、いつ?
人生をやり直したいとは思いません。どの時代も素敵な人たちに恵まれ、本当に幸せに過ごせてきたと感じています。
■ 人生で大事なもの
夢や目標を持つことだと思います。何かに向かって努力することは素晴らしいことで、他人と比べるのではなく、自分の幸せを感じることが大切だと思います。また、支えてくれる周りの人たちへの感謝の気持ちを忘れずにいたいです。
■ 今後のライフプラン
まずはヨガの資格を取得し、カナダでヨガトレーナーとしてデビューしたいと考えています。
宝塚時代に落ち込んでいた時や、カナダに来たばかりの頃も、ヨガやトレーニングを通じてメンタルが安定することを実感しました。だからこそ、メンタルヘルスを整えるヨガの重要性を広め、その大切さを発信していきたいと思っています。その一環として、自分のSNSにも力を入れ、多くの人にヨガの魅力やメンタルヘルスの大切さを届けたいと考えています。
-好きな本: コンビニ人間、指輪物語、ハリーポッターシリーズ
-尊敬する人:母
-感謝している人と一言メッセージ:母へ、自由に生きる私をいつも見守ってくれてありがとう
-カナダの好きなところ:良くも悪くも人の目を気にしなくて良いところ