麻辣湯に恋して…好きが止まらない!!|#編集部ブログ
もともと中華料理は大好きな私。日本食に似ている部分も多いため、昔から馴染みのある大好きな料理の1つです。中華というと青椒肉絲や坦々麺、杏仁豆腐などをこよなく愛し、これまでことあるごとに食べてきました。そんな私がカナダに来るまで食べたことがなかったのが、麻辣湯(マーラータン)です。
日本で麻辣湯の文字を見たことあるだろうか、というくらいに馴染みのない料理だったのですが、なぜカナダに来てから食べるようになったのかというと、韓国人の友人の影響です。友人曰く、「韓国人は麻辣湯が好きすぎて狂っている」とのこと…。あまりの人気に韓国では麻辣湯屋さんが乱立し、名店には多くの客が並ぶほどにぎわっているとか。もとより中国では当たり前(?)に食べられていた料理ということもあり、トロント内にもさまざまなお店があります。その中で私のお気に入りなのが、フィンチとダウンタウンにある「Bone Soup Malatang」です。
そもそも麻辣湯とは、麻辣という文字からわかるように辛いスープのことです。麺を入れてラーメン風にしたり、うどん風、野菜たっぷりスープ風などさまざまです。自分で好きな具材を選び辛さも選んだ上で食べることができ、Bone Soup Malatangでも同じシステムで自分好みの麻辣湯を作ることができます。店に入ると、奥にたくさんの具材が陳列されたコーナーがあり、器とトングを持ってそこから自分の好きなものを選び、レジへ持っていきます。
もやし、ほうれん草、牛肉、ラム肉、肉団子、ハム、ラーメンの麺など数えたらきりがないほど種類があり、器に入れたらその重さによって値段が変わります。個人的に一番お気に入りなのはジャガイモです。薄くカットされたジャガイモの食感が、辛いスープとなぜか合います。今回はジャガイモに加えてチャーシューやトウモロコシ麺など新しい具材にも挑戦し、合計18ドルというお手頃な値段になりました。辛さについては4段階ありますが、下から2番目のスパイシーに設定。あとは麻辣湯が出てくるのを待つだけです。
待つこと5分ほど。ついに待ち焦がれた麻辣湯が目の前にやってきました。
辛そう。でもおいしそう…!一口食べると、これだ、この味!と幸せの絶頂に達しつつも思った以上の辛さに少しむせました。でもそれもある意味想定内。むしろその辛さに苦戦しながらも食すのが麻辣湯の醍醐味の1つだと思っています。大好きなジャガイモも、程よい固さでシャキッという食感を楽しむことができました。食べ終わるのが惜しく、麻辣湯はいつもゆっくり食べてしまいます。今度はあの具材を入れてみようか、今度はマイルドの辛さで食べてみようかなといろんな楽しい想像をしながら、最後にスープをすすります。今日の麻辣湯もおいしかった。最高に幸せでした。
麻辣湯という食べ物に出会えて良かったと心から思えるほど、私は惚れ込んでしまっているようです。友人も絶対にまた食べに来ると誓っていて、麻辣湯には人を沼らせる魅力があるんだろうなと感じました。ぜひ気になるという方は、一度足を運んでみてください!気に入ること間違いなしです!
福島未来
ザ・文系なのにデータ分析を学ぶためトロントに留学に来た元新聞記者。宮崎県出身なので冬は大の苦手。趣味は映画鑑賞とK-pop!フィンチの韓国系カラオケ店によく出没します。将来の夢はデータジャーナリスト。