「インフルエンサー」の真の意味をよく考えて、 単にフォロワー数の多さにこだわるのではなく、発信者が人にどんな “影響”を与えていくのか、を軸に考えて判断してみましょう。|留学カウンセラーが説くワーホリカナダ生活 Vol.142

ここ数年で私たちの生活の中に一気に浸透し、ビジネスの世界や個人の趣味などの意味でも、ツールとしてもはやなくてはならない存在に近くなったSNS。特にインスタグラムやYouTube、XやTikTokなどといったプラットホームは、色々なコンテンツを提供してフォロワー数が多くなることで、そのプラットホーム上の独自の有名人、つまり“インフルエンサー”という呼ばれ方をする人たちも沢山でてきました。
英語学習やアート、ダンス、料理などといった趣味や専門的なスキルをテーマにしたコンテンツを提供しているインフルエンサーも多いですし、特にスキルなどの専門性をテーマにしたものではなく、単に自分の生活や意見などをひたすら投稿していてフォロワー数が多いインフルエンサーもいます。そして自分もインフルエンサーになることを夢見て、必死にフォロワー獲得のためのコンテンツを発信しようと頑張っている人たちも多くみられます。ただ私は個人的に、インフルエンサーという言葉を聞くたびに何となく変な違和感を覚えます。
日常生活編92:「インフルエンサー」の真の意味をよく考えて、単にフォロワー数の多さにこだわるのではなく、発信者が人にどんな“影響”を与えていくのか、を軸に考えて判断してみましょう。

そもそもインフルエンサーという言葉の意味を考えると、「影響を与える人」になりますね。確かにSNSで発信をして、それを観るフォロワーの数が多くなればそれだけ影響力も強くなるというのは分かるのですが、もし自分がインフルエンサーになりたいと思ったとして、具体的にはどんな影響を誰に与えたいのでしょうか?
多くのケースを観ていると、何かメッセージをみんなに伝えたい、誰かに応援してもらいたい、自分の意見や趣味を共有したい、というのはある程度共通しているように思いますが、更にそこから収益(ビジネス)に繋げたい、そのためにはフォロワー数を延ばしたい、延ばすためには話題になりやすい(バズりやすい)ネタを見つけて発信、という構図ができあがってしまい、そもそも本当の意味での「影響力」というのはどこに行ってしまった?と疑問に思う事が多々あります。
自分は逆に人生において実際にはどんな人からどんな影響を受けたのでしょうか?誰かから影響を受けるという事は、それをきっかけに自分の人生の方向性や視点が変わったり定まったりするという事だと思います。親の影響で特定のプロの道を目指すことになったかもしれないですし、友人の影響で同じような趣味を持つようになったかもしれません。お世話になった先生やメンターの影響で、自分の生き方や方向性に変化が出た、というようなこともいえるかもしれません。でも彼らは別に「フォロワー数が多いから」自分が影響を受けたわけではないですよね?自分にとって何か大事なことを教えてくれたり見せてくれたりしたから「影響を受けた」わけです。そういった意味で考えると、「インフルエンサー」とは必ずしもなろうとしてなるものではなく、自分自身が誰かの為になる存在であることが重要なのだと思います。










