カナダのカレッジ大学進学やキャリア形成は急がずにじっくり地盤を固める準備をしていきましょう!|留学カウンセラーが説くワーホリカナダ生活 Vol.92
進学番外編:カナダのカレッジ大学進学やキャリア形成は急がずにじっくり地盤を固める準備をしていきましょう!
日本では一般的に高校を卒業したらすぐに大学進学、そして大学卒業後はすぐに本就職してキャリア形成という流れが常識といった風潮があり、すぐに大学進学をしなかったら「浪人」などといった言葉で若干マイナスなイメージのステイタスで表現されたり、タイミング的に本就職をせずにアルバイトで生活していると「フリーター」などと呼ばれて、キャリア形成ができておらず中途半端なステイタスという感覚があることは否めません。そのためカナダを含め海外の大学やカレッジへの進学を目指す際にも出来るだけ間を開けないようにそのタイミングを急ごうとする人が多いように思います。ただ、いざ具体的な準備を進めようとするとまだ英語力の条件も足りていなかったり、IELTSなどのスコアは何とかギリギリ達していても英語力(特にライティングやプレゼンなど)に殆ど自信がないという状況だったりというようなケースもよく見られます。
また準備の期間を十分に設けておらず目指していた学校やプログラムがすでに締め切られていたりということも多々あります。カナダの場合は一般的に9月入学が基本ですが、その後1月入学もあることが多いのでタイミングを逃したとしても意外とすぐにまた次のセメスター入学に移行できます。それでも当初目標としていた入学のタイミングに間に合わないことが分かると大きく落胆したり戸惑ったりする人が多く見られます。そのせいでもともと希望ではなかったけどまだ間に合う学校に変更したり、進路そのものを諦めてしまう人もいます。
しかし私が常にアドバイスしている事の一つとしては「そもそも進学のタイミングは焦らずに、十分に余裕をもって準備をしましょう」ということです。海外での進学の理由は本来であれば年齢に関係なく勉強したいことがあるから進学する、あるいは進みたいキャリアの道があるから進学するというものであるべきで、その進路を急いだり無理やり進めたりするものではありません。またその後のキャリアを左右するものであるからこそじっくり余裕をもって準備をしつつ、進学後の厳しい苦難にも立ち向かえるくらいの精神力や覚悟、経験値なども高めておくことを意識されることをお勧めします。