H.I.S オトナの旅。大人の休日 ~キューバ ハバナ~
コロンブスがキューバへ上陸し、スペインにより植民地化していった。
16世紀から17世紀はスペインの貿易中継地として繁栄していきつつも次第にスペインの支配は抑圧的になり、独立をもとめる運動がおこる。独立闘争が始まり、スペイン、アメリカ戦争でのアメリカの勝利により、スペイン支配から解放され、独立を勝ち取った。
しかし、独立といってもアメリカの支配が始まるとともに、政治的な不安定さは20世紀半ばまで続く。
キューバ革命後、アメリカ資本で握られていたものが国有化し、社会主義国の推進をした。のちに国内からアメリカ企業、資本の排除につとめ、国有化していった。おりからの冷戦による米ソ対立の影響でキューバはソビエト連邦に接近、アメリカ政府は、キューバとの外交を断絶していく。
実際に行ってみると、スペイン植民地時代の影響が色濃く残り、話されている言語はスペイン語だ。皆が 「オラ」であいさつをしてくる。実際地元の人に英語を話してみても、あまり通じない。
キューバの首都、ハバナ。マクドナルドやスターバックスといったアメリカ資本のファーストフードはなかったようにみえる。
旧市街地のコロニカル調の建物は歴史といわばスペインの植民地時代を思い浮かべる。
さらに中南米諸国の独立に大きく貢献した英雄「チェ・ゲバラ」。いたるところにゲバラの顔が落書きされていたり、お土産のTシャツになっていたりと、ハバナに訪れた人には、この人物の顔が、ずっと目に焼きつくだろう。
資本主義と違って生活水準がある程度平等になっているせいか、基本的にのんびりしている雰囲気があり、街のいたるところで男性が集まっているのが見受けられる。ガイドに聞くと野球の談義をしているのだと。さすがキューバにとって、国技となっている競技である。
他の国と異なることが数多くある。昔の70年代のアメリカ車やソ連車が目に付く。わずかに走るバスは中国車。車好きにはこのカラフルなクラシックカーの街はたまらないであろう。ましてやタクシーにも使われている。
アメリカの小説家へミングウェイは、人生の3分の1を、キューバで過ごした。ほとんどの作品は、この地で書かれたもので、ハバナにはへミングウェイが定宿にしていたホテルもある。実はへミングウェイは、トロントスターの記者をされていたことがある。
近年、アメリカとの緩和の話題が取り沙汰されている。この歴史的な街が変わってしまう前に是非とも訪れたい国である。
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