H.I.S オトナの旅。大人の休日~フィリピン~
付くと早くも3月。日本は卒業シーズンのピークを迎え、カナダでは“March Break”と呼ばれる日本の春休みシーズンへ突入だ。今回は過去2号連続で冬のカナダ都市(イエローナイフ&ケベック)を紹介したので、春に向けて日本人にも人気がある『フィリピン』を紹介しよう。たまには、アジア圏にも目を向けると新しい発見があるかもしれない。
親日家が多い国・フィリピン。カナダでも人口割合を占め、ホストファミリーがフィリピン人という人も少なくないだろう。彼らの特にフィリピン人女性のホスピタリティー精神には驚かされる。家族はもとより、他人に対しても気遣いに溢れており、感銘を受けるものだ。
以前、フィリピンの首都「マニラ」、リゾート地と言われる「ボラカイ島」へ旅行した。トロントからバンクーバーを経由し14時間、広いがこじんまりとした空港に降り立つ。
ちょうど日本からの直行便と到着が重なり、多数の日本人、フィリピン人、韓国人などアジア圏の人で溢れ、みんながバケーションの始まりを楽しみにしていた。物価が安く、英語圏ということもあり、留学という点でも人気急上昇中の国。ある程度インフラも発達しているが、車社会のマニラでは、あちらこちらで車のクラクションが鳴り響き、横断歩道を渡るにも一苦労だ。しかし、大通りから1本入ると静寂が訪れる面白い都市だ。街のあちこちで屋台が開かれ、スーパーの駐車場などのスペースでは週末フードフェスティバルとも言わんばかりの出店が出る。食べ歩いてもCA$10掛らない。皆には是非、「ハロハロ」という名物デザートを堪能して頂きたい。暑いフィリピンで虜になること間違いなしだ。
大都市を離れ「ボラカイ島」へ移動する。セブ島も有名だが、ボラカイ島は2012年に『世界最高の島』と評価された屈指のリゾート地。エメラルドグリーンの海に真っ白な砂浜、世界最高の島と言われるのも頷ける。マリンスポーツや、アウトドアアクティビティーも多彩にあるので、各々の楽しみ方を見つけられるだろう。何といっても、浜辺から見るサンセットは言葉にならないほど美しく、今でも脳裏に焼き付いている。
先にも述べたが親日家の彼らは、アジア圏でも特に日本人に対しては友好的だ。日本のアニメも流行っており、日本語を流暢に話す人も見受けられる。食べ歩きやビーチを楽しむのも大切だが、現地の人と関わり、その国を知ることもまた旅行の醍醐味であると思うがいかがだろうか。