H.I.S オトナの旅。大人の休日~ケベックシティ~
2月は1年の中でも気温が1番下がり、寒さが厳しいカナダですが、そんな中、東部カナダで1番ホットなスポットであるケベックシティを紹介しよう。
ケベック州の州都ケベックシティは石畳の細い道や石造りの建物が連なり、特に旧市街と呼ばれる城塞エリアはケベック歴史地区として、ユネスコ世界遺産にも登録されている。トロントからは北東に位置し、飛行機であれば約2時間、VIA鉄道であれば約10時間前後でアクセスが可能である。ここケベックシティはケベック州の中でもフランス系移民が8割を占め、カナダの公用語の1つであるフランス語が主に話されている。
夏の時期には世界20各国以上から大道芸人やミュージシャンが集まり、市内各地でコンサートやパフォーマンスが行われるが、ケベックシティは冬が1番のシーズンと言っても過言ではない。
ケベックシティの冬の大きなイベントとして挙げられるのが毎年1月後半から2月の中旬の期間限定で行われるウィンターフェスティバルだ。1894年から続く歴史が長いこのイベントは、雪で作られた彫刻のコンテストや犬ぞり、半ば凍ったセントローレンス川をカヌーで上るカヌーレースや雪合戦、ホッケー大会など、雪にちなんだアクティビティーに加え、カナダの名産であるメープルを使ったお菓子作り体験や大きな装飾を施した夜のカーニバルなど、日替わりで多種多様なアクティビティーがあるのもこのイベントの特色である。また、イベントのマスコットキャラクターである雪だるまのボノムも子供に人気で、子供向けのアクティビティーもあり、ファミリーでも十分に楽しめる。今年は1月29日から2月14日の17日間で開催予定だ。
そしてもう1つの楽しみは毎年1月から3月までの期間限定で出現する氷でできたアイスホテル。建物全体が文字通り”氷”作られたホテルになり、実際に宿泊する事も可能である。物珍しさに毎年このアイスホテルに宿泊する観光客もいる。宿泊せずに日帰りで気軽に楽しめるのがアイスホテル内にある氷でできたバーである。イスからテーブル、装飾までもが氷で作られているこのバーで仲のよい友人と、又は大切な人と氷でできたグラスで乾杯するお酒は一生の思い出として残るのではないでしょうか。
冬は寒さが厳しいカナダではあるが、日本の27倍もあるこの土地で探せば出てくる冬の楽しみは無限大である。ぜひ1年に1度のイベントに足を運んでみてはいかがでしょうか。