【Japanese Seafood Fair in Toronto】期間中レストランでお食事をされた方は特別料理のサンプルが無料!トロントの日本食レストランで日本産水産物プロモーションイベント開催
期間中レストランでお食事をされた方は特別料理のサンプルが無料!
FREE Japanese Seafood Sample Dishes
March 11 – 17 2024
3月11日月曜日から17日の日曜日までトロントと近郊の日本食レストラン7店舗で日本産水産物を使ったプロモーションイベントが開催される。期間中は、各店が北海道産のホタテやウニを使った特別メニューのサンプルが数量限定でレストラン利用者に無料提供される。
協賛レストラン(アルファベット順)
EDO-ko
425 Spadina Rd, Toronto
https://www.edorestaurants.com/
Ginko Japanese Restaurant
655 Dixon Rd, Etobicoke
https://www.ginkojapaneserestaurant.ca/
Izakaya Ju
3160 Steeles Ave East, Markham(J-town内)
https://www.izakayaju.com/
Miku Toronto
10 Bay St, Toronto
https://mikutoronto.com/
Taro’s Fish(Woodbine Store)
7240 Woodbine Ave, Markham
https://tarosfish.com/
Zen Japanese Restaurant
7634 Woodbine Ave, Markham
https://www.zenjapaneserestaurant.com/
Zen Sanuki Udon
3720 Midland Ave, Scarborough
https://zensanukiudon.com/
*無料提供の料理はおひとり様につき一品、メインメニューの注文など各店のルールがあります。それぞれ各店にご確認ください。
*サンプルのみのご来店はご遠慮ください。
日本の小麦を使った自家製麺と和出汁にこだわるさぬきうどんの店
Zen Sanuki Udon
クオリティー高い北海道産ホタテを新鮮なまま刺身で楽しめる。塩味感じるイクラがトッピングされている。一口食べると口の中がちょっとリッチな気分になる一品。
日本酒によく合う料理の数々。炭火焼きや居酒屋料理が大人気
Izakaya Ju
殻付きのまま炭火で焼いたジューシーなホタテ貝を、バターと醤油で作った美味しいソースで和えた一品。炭火で焼かれたスモーキーな焦げ目とソースの濃厚なうま味の組み合わせが、きっとあなたの食欲をそそるはず。
日本の食材と技術にこだわり、日本食文化の伝統を継承する
Zen Japanese Restaurant
日本食材を使った本格的な寿司と日本料理を提供する同店の一品は、北海道産のホタテを使った信田巻きは、油揚げに包まれたホタテのすり身の上品な味が堪能できる。出汁でじっくり炊かれた信田巻きとホタテの奥深い味わいが絶妙のコンビネーションだ。
和食の伝統を守りながら生み出される新しいスタイルの日本料理に好奇心がくすぐられる
Edo-ko
辛子明太子を絡めたうどんに北海道産のホタテとウニをトッピング。
濃厚でクリーミーなうどんにホタテとウニの甘みや旨みがよく合う。
カナダにおける炙り寿司の先駆者。トロントとバンクーバーに多店舗展開する人気レストラン
Miku Toronto
藤川料理長とAburiグループの中川ミシュランシェフがコラボしたメニュー。様々なホタテ料理を一度に楽しむことができる贅沢な一皿。
季節の鮮魚がフレッシュに味わえる、トロントの人気魚屋さんで堪能できるシーフード・ダイニング
Taro’s Fish(Woodbine Store) 3号店
北海道産の新鮮な刺身用ホタテ貝を、昆布の旨味が溶け込んだ特製自家製醤油で楽しめる。ホタテのほのかな甘みと昆布醤油のコクとうまみのバランスが絶妙な逸品。北海道産のウニがトッピングされており、ホタテの上質な甘みとウニの塩味が互いに引き立てあう最高の組み合わせだ。
空港近く、デルタ・マリオットホテル内にある老舗日本食レストラン
Ginko Japanese Restaurant
柚子とウニがトッピングされ、海老、かまぼこ、しめじ、銀杏が入ったミニ茶碗蒸し。出汁の風味と濃厚なたまごとの味わいが楽しめる。クリーミーな甘みと、少し塩味のあるウニが、茶碗蒸しにとても良くマッチしていて美味しい。
ジェトロ(日本貿易振興機構)に聞く
「官民一体で日本産ホタテ等の水産物プロモーションを強化」
日本の農林水産物・食品輸出を支援し、今回のイベントを実施するジェトロは、本事業を通してカナダの消費者に日本産水産物の美味しさを知ってもらい消費の拡大に繋げるとともに、消費者の反応を事業者間で共有し、今後の日本産水産物の販路拡大に努めたいと話す。
トロントおよびバンクーバーにある複数の日本食レストランと連携して日本産水産物のプロモーションを実施
ー今回のイベントを企画した目的などを教えてください。
2023年8月24日から開始された東京電力福島第一原子力発電所のALPS処理水の放出以降、一部の国が日本産水産物に対する輸入規制を強化したことを受けて、北米では、官民一体で日本産ホタテ等の水産物プロモーションを強化しています。その一環で、カナダでは一般消費者を対象に昨年「カンパイ・トロント」、「カンパイ・モントリオール」、「Next Stop:Japan」でプロモーションを実施しており、今回はそれらに次いで4回目となるものです。
今回のイベントでは、バンクーバーおよびトロントにある複数の日本食レストランと連携して日本産水産物のプロモーションを実施することで、カナダの消費者にその美味しさを知っていただき、消費の拡大に繋げるという狙いの他に、プロモーションに対する消費者の反応について、連携するレストラン事業者間で共有することで、今後のさらなる日本産水産物の採用検討につなげてもらうことも目的としています。
昨年は関連イベントでホタテやマグロ等の刺身、炊き込みご飯、ラタトゥイユ、巻き寿司など合計1万2000食以上の試食を提供
ー昨年2023年は「エキナカイベント・Next Stop:Japan」や「カンパイ・トロント」などをはじめとするイベントで日本のホタテやハマチなど水産物のプロモーションが行われましたが、消費者の反応や反響などはいかがでしたか?
ジェトロでは昨年、「カンパイ・トロント」、「カンパイ・モントリオール」、「Next Stop:Japan」にて水産物プロモーションを開催しました。イベントでは、日本産のホタテやマグロ等を刺身、炊き込みご飯、ラタトゥイユ、巻き寿司等にして合計1万2000食以上の試食を提供しました。
試食した消費者からは、安全面に関する質問はなく、
「日本のホタテはとても好きで、北海道産と聞いてさらに食べたくなった」
「刺し身だけでなく、カルパッチョや、ゆずソースもとてもおいしい」
「ホタテのヒモの珍味は日本酒と抜群に合う、これはどこで購入できるのか」
「今まで食べた中で一番美味しいホタテだ。日本産はよいイメージを持っているが、今日食べてみてやはり美味しいと感じた」
「新鮮で噛み応えのあるホタテで触感が気に入った。生臭い感じもしない」
「日本産のホタテや魚はもちろんだが、寿司米(日本産)もとても美味しい。日本産の食べ物はどれも美味しくて気に入っている」
「炊き込みご飯は、味は旨味とホタテの味が感じられる絶妙な味付けだ。ユニークな味で気に入った」
「日本の食べ物や文化に更に関心を持った。日本にも是非行ってみたい」
「ホタテと日本食というと寿司がすぐに想像ができるが、炊き込みご飯やラタトゥイユといった食べ方は考えたことが無かった。他の調理方法も学びたい」
といった好意的なコメントや質問がありました。
輸出額上位は、1位がアルコール飲料、2位はホタテ、3位は牛肉。ホタテは、米国向けが52.5%、ベトナム向けは41.4%増!
ー現在カナダそして世界において、日本の水産物や日本食材の輸出状況やニーズはどのように推移していますか?
日本の農林水産省が1月30日に公表した「農林水産物輸出入情報」によると、2023年の農林水産物・食品の輸出額は、1兆4547億円で、対前年比2.9%、11年連続の増加となりました。円安が追い風となり、上半期(1~6月期)の輸出額は前年同期比9.6%増と、比較的好調でしたが、8月から開始された日本産水産物に対する輸入規制の強化を受けて、下半期(7~12月期)は2.9%減と落ち込みました。
輸出額上位3品目は、1位がアルコール飲料、2位はホタテ、3位は牛肉となっています。水産物についていえば、輸出額は3901億円、対前年比0.7%増となりました。中国向けのホタテは44.6%減少したものの、米国向けは52.5%、ベトナム向けは41.4%増でした。
カナダ統計局によれば、2023年のカナダにおける対日農林水産物・食品の輸入額は2億1375万カナダ・ドル(約237億2598万円、1Cドル=111円)*で、昨年から横ばいとなっていますが、増加傾向にあり、パンデミック前の2019年の輸入額(1億7183万Cドル)と比較すると約24.4%の増加となっています。水産物についてもパンデミックの影響を最も受けた2020年を除いて2018年以降増加傾向にあります。*2月為替レートで換算
日本の農林水産物・食品の輸出額のうち水産物が占める割合は約3割、このうち、輸入規制を導入した中国や香港向けの水産物輸出が占める割合は4割に上ります。日本政府は2025年までに農林水産物・食品の年間輸出額を2兆円、2030年には5兆円に拡大するという目標を掲げており、目標を達成するには、水産物の輸出先の多角化が急務となると考えています。
ー今回のイベントはバンクーバーとトロントで行われております。このイベントを通じてカナダにおいてどのような成果につなげていきたいでしょうか?また、読者の皆さんにメッセージをお願いします。
カナダでも日本産水産物がより身近に感じられるような機会になること、また、カナダの消費者の皆さんにもっと日本産水産物の美味しさを知っていただき、ファンになっていただくきっかけとなることを期待しております。