ハロウィーンの英語|めるものえいご【第37回】
①Trick or Treat!
もう、代表中の代表ですが、子供がドアに立って言ってくれるのは、とってもかわいいもんです。Treat me, or I will trick you.もてなして(=お菓子)ちょうだい、でないとイタズラしちゃうからね、という、命令文 or 〜.(~しなさい、さもなくば)という文が元となっており、言いやすいので順番がひっくり返ったという理解をされているようです。(※由来は諸説あるようです)
②What are you? / What are you supposed to be?
何の仮装なん?(What are you gonna be? 仮装何する予定なん?)
直訳は“お前は何だ?/何であるはずなのか?”ですが、ハロウィン中は、その仮装誰(何)なの?という意味で使います。真ん中に大きく丸を書いた段ボールをかぶった子供がいたので、こう聞いたところ、『I’m an i-pod.』と答えた時はなかなかやるなと思いました。
③You scared the hell out of me. むっちゃびびったわ。
日本語でも、驚いたり怖い時の表現で、心臓飛び出すか思たわ、ちびるかと思った!なんて言いますよね。怖すぎて(自分から)何か出てきた、という感覚は、日本語・英語共通のようです。You sacred the pants off me.(ズボン脱げるくらい)むっちゃびびった。というような言い方もできますよ。
④Ew!(※発音はイゥに近い)/Gross!(※発音はグロゥス)/Creepy!/Hideous!
ゲーッ!/キモイ!/気持ち悪い!/ヤバい!
普段、人にそんなこと言うと、大喧嘩になりますが、ハロウィンの仮装で、血のりをつけたり、虫を体に這わせたり、傷跡を作ったり…と工夫する人は多いもの。本物っぽく見えたら、しげしげと見て感心したように言ってみましょう。Ridiculous.(馬鹿げた)なども、『それあほっぽくてめっちゃおもろいやん』と、悪口が誉め言葉になるのもハロウィンならでは。
また、人のコスチュームだけでなく、ぜひ自分のコスチュームも自慢したいものです。
⑤I ordered this costume online and had it shipped from Japan.
オンラインで買うて、日本から取り寄せてん。
I will have my assistant contact you.(アシスタントに連絡させますわ)というように、get/have/make(人)動詞は、~させる、という使役の表現です。ただ、shippedと過去分詞になっていることにご注目。誰かにコスチュームを送ってもらった状態を得た、という意味で使っています。I got it second hand. 中古で手に入れてん。It’s a rental. レンタルやねん。なども役に立ちそうな表現です。ちなみに、superman suit!というように、体を丸ごと覆うようなコスチュームはsuitとも呼びます。
⑥It took me 2 hours to do my make-up. / make the costume on my own.
メイクアップするのに/衣装作るのに、2時間かかったからね。
血のりをキッチンの刷毛でドレスにぶちまけてみた・・・と手作りならではの苦労話を共有するのもいいですね。
⑦Well, I threw it together at the last minutes. もう、ギリギリでとりあえず間に合わせたって感じ。
実は結構こだわったけど、クールに行きたい人はこんな表現もいいですね。
BRAND NEW WAYではコスチュームコンテストもやってます♪去年は私、一人スターウォーズでしたが、今年は何にしようかなぁ。
海野 芽瑠萌(Merumo Unno Thorpe)
日本の進学塾にて英語文法・受験対策で5年以上の指導にあたり、数多くの生徒を関西の有名高校へ合格させる。カナダでは英語教育者としての経験と、自身の留学経験を生かしながら留学エージェントへ勤務、その後語学学校にて更なる経験を積んだ後、2012年、トロントで最大規模の留学エージェントBRAND NEW WAYを起ち上げる。現在トロントマネージャーかつカナダ統括ディレクターとして、実践のみならず知識・教養としても役立つ語学留学の提供を目指す。