LESSON.2「カナダ人とお付き合い」|ワーホリカナダの道しるべ!メルモ先生の人生相談
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はい、皆さんこんにちは!前回の授業では、【カナダ人とデート】を勉強したよね。復習はできてますか?今日は、前回を踏まえて、【カナダ人とお付き合い】に行くよ。発展編だけど、これはもう頻出!!!です。しっかり聞いておいてください。
まず、付き合う≒seeing、付き合う≒dating、だけど、seeing≠dating、この公式を赤ペンでノートに書いてください。もうノート、二行使って大きく書こう。
seeing≠dating
え?ややこしい?そう、その通り!これは上級者でもたまに間違うことがあるから、基本をしっかりおさえておこうね。じゃ、説明するよ!
いわゆる日本語で言う、「お付き合い」ね、「付き合ってください!」「はい!お願いします」の伝統儀式、あれは欧米圏にはありません。Will you be my Valentine?=僕(私)の恋人になってくれる?という表現はあるけど、日本で言う両想い、みたいな言葉の感覚に近いのかな?ちょっと若い、10代の恋愛のイメージだね。
大人の場合で、定期的にデートに行く、手を握る、キスをする、このあたりは、seeing each other(会っている)という言葉で表現されます。このあたりの範囲が、実は結構広くて、夜を一緒に過ごす、あたりまで含まれることが多いんですね。はい、そこ、照れない!
で、さらに重要なポイント!ここ青ペンで書いてね!「seeing each otherの相手は、一人とは限らない」そして、「その情報は開示されることもある」。「えぇぇぇ!!!」はい、みんないい反応ありがとう。
「逃げ恥」の原作にもその説明をしたアメリカ留学帰りの女性の登場人物がいたの、知ってるかな?つまり、【彼氏/彼女】のお試し期間みたいなものがそこかしこで同時進行で行われているイメージです。これで泣くことになる日本人女性はとっても多いので、しっかり理解しておいてね。
はい、じゃここで例題1。
今お付き合いしている、と思っている彼が、あなたを昔からのお友達のいるパーティーに連れて行ってくれました。そこで彼が、「a girl I’m seeing right now」と紹介しています。あなたは今、彼の彼女?
そう、その通り、まだ彼女と認識されていない可能性が高いね。「親友/親/兄弟に紹介されたから!」「もう1年一緒にいるから!など、日本人的な状況証拠で判断すると痛い目に合うから気をつけようね。
では例題2。
彼のスマホを見たところ、他の女ともデートしてるみたい。怒って問い詰めるべきでしょうか?
答えは、あなたがまだ彼女でないならスルーして自分との関係を深める方が先決。だって、「まだお試し期間なのにこんな主張が強いなんて嫌だ」と自分が切られちゃったら元も子もないよね。
繰り返すけど、付き合う≒seeing、付き合う≒datingなんだね。ニアリーイコールであって、まだ色々不安定だし、日本人にとってはこの境目はとても見極めが難しい!
「えー、じゃあ、どうやって、今がどの段階か分かるの?」
はい、とってもよい質問です!!答えは「言葉で確認する」。そう、この単元で知って欲しい重要なことは、ここです。seeing≠datingと言ったけど、お付き合いの定義は千差万別。今どっち?という確認作業は、個別に行わないといけないんだね。
さてさて、「付き合って」とか言わなくてもいいんだ、楽だな、とニンマリしていた男子にここで残念なお知らせ!
ここ重要!
「これだけ一緒にいるんだから、好きだってことは言葉にしなくても分かるだろ」と、この公式は、日本でしか通じません。
もし素敵な相手とexclusive、つまり、「俺だけの彼女になってくれ」と思うのであれば、「seeingではなくて、datingをしましょう」というステップがここで必要になります。釣った魚に餌をやらないタイプの人いませんか?それだと、seeingの時点で逃げられてしまう可能性があるから、ちゃんと餌を与えましょう!花とかね!
これから寒くなりますが、10〜1月までは、Thanksgiving、ハロウィン、クリスマス、年末年始とカップルで過ごしたいイベントが目白押し。つまりこの、seeingが開始したり、seeing状態のカップルはdatingへの移行も起こりやすい時期です。恋愛はタイミングも命。
お目当ての相手を逃さないよう、今日の単元はしっかり復習して、実践に繋げてね!
はい、じゃ今日はここまで!

海野 芽瑠萌(Merumo Unno Thorpe)
グローバル人材の育成、コミュニティ貢献を理念とした留学エージェントBRAND NEW WAYのカナダ統括ディレクターとして、留学生・ワーキンホリデー・進学生の現地サポートを行う。コミュニケーションツールとしての英語の定着と、その活用を目的とした語学留学の提供を目指す。
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