LESSON.9 「カナダ人と働く(最終回)」|ワーホリカナダの道しるべ!メルモ先生の人生相談
はい、席座って~!え?何?先生今日はいつものジャージじゃないやんって?いや、先生も大事な時にはちゃんとした恰好するよ!じゃ、早速授業を始めるね。
さて、前回の授業では「カナダ人と働く」を因数分解して、とってもシンプルな3ステップにしてみました。それでも、急にハードルが上がってしまったように感じた人も多いと思う。だから先生がした失敗を少し伝えてみようかな、と思う。
まず、最初にホストマザーのレストランのキッチンでパーティー料理の準備をお手伝いした時、たまたま大皿料理を運んだ先にいたカナダ人に、「〇&*$#@!§・・・?」と早口の英語で尋ねられ、てんぱって「I’m wash disher(私は洗う皿人間です)」と答えた。
「It’s on the house.(お店からのサービスです)」という表現を知らず「This is service.」と満面の笑みで出していた。
はじめてオフィス仕事に就いた時、相手の英語が早すぎて聞き取れず、怖くなって電話を同僚にパスした…。先生にとって、「働く」の最初のステップはこんなんだった。
「カナダ人にクレーム」は、言いくるめられた。
「カナダ人と結婚」は、「Will you marry me?」に対して、「Yes, I am.」と答えた。
「カナダ人と商談」は、笑顔で座っているだけだった…
え?かっこ悪い?うん、そうだね。超かっこ悪い。
これまで「カナダ人と○○」という色々なテーマをみんなと勉強してきたわけだけど、例えば高校を卒業して、大学生・専門学校生、社会人になるように、短期的にカナダに住むんじゃなくて、「進学する」とか「就職する」「結婚する」とかいうように、カナダで少し根を張って生きていこう、と考える人たちもいるよね。日本に帰ったり、他の国に行ったりして、「カナダ人と」の前提が変わる人もいる。
ただ、みんなが今回のカナダの留学やワーキングホリデーで身に付けた英語というツールを使った「学び」にはきっと終わりはない。今まで勉強してきたことを思う存分に使って、もっともっと学んで欲しいって先生は思います。
じゃ、最後に復習クイズを出すよ。
あははー、忘れてたでしょー?
ここ重要
この復習クイズのように、脈絡のないように思えることも、何か繋がってたりすることをぜひ知っておいて欲しい。たぶん、みんなは自分で思うよりもはるかに多くのことを学んでいるし、そして、これからもさらに、もっと多くのことを学んでいける。
先生は、クロワッサン(Croissant)を頼んで聞き返されることはもうないし、恋愛においてseeing/datingを勘違いしない(たぶん)。約束はちゃんとAre we still on?って再確認するし、藪からスティックな発言もしない(はず)。知らないおばあちゃんとかとスモールトークするのも得意。そして、もし仮に私が今後皿洗いをするようなことがあれば、たぶんDish Washerを言い間違えることはない。
こんな風に、たまに自分が「学んで」来た内容を振り返って、「おぉ、こんなにも英語というツールを使ってできることが増えたのか」と驚いて欲しい。
卒業おめでとう!
海野 芽瑠萌(Merumo Unno Thorpe)
グローバル人材の育成、コミュニティ貢献を理念とした留学エージェントBRAND NEW WAYのカナダ統括ディレクターとして、留学生・ワーキンホリデー・進学生の現地サポートを行う。コミュニケーションツールとしての英語の定着と、その活用を目的とした語学留学の提供を目指す。