壁を作ろう!|新ミサキのカナダ・ゴルフライフ 第16回
すっかりカナダのゴルフシーズンは終わってしまいましたが、シーズンオフ中の練習こそ大切なのです!前回と前々回で、肩甲骨と股関節の可動域を広げるストレッチを紹介しました。今回は更に飛距離アップするために必要な左膝の動きについてお話します。これは中級・上級者向けかもしれませんが、試してみる価値ありです!
私は夏に米LPGAツアーのひとつ、カナディアン・パシフィック女子オープンを観戦しに行きました。2年連続でPGAツアーのカナディアンオープンを観戦しに行きましたが、女子の大会は初めてだったので、とても楽しみにしていました。昔から、『女子プロゴルファーを参考にするのが良い』というのを聞いたことがある方も多いでしょう。スイングリズムや距離的にも、女子プロゴルファーは真似しやすいのです。
しかし最近は、女子も男子に負けないほど飛ばしを武器にしている選手がたくさんいます。その選手のスイングを見ていると、インパクトの瞬間に左の膝が伸びていました!実際私のインパクトの瞬間も左の膝は伸びています。私は大柄ではありませんが、調子が良ければ230ヤードは飛びます!肩甲骨、股関節の柔軟性、そして左膝の伸びのおかげです!
左膝を伸ばすことで、壁ができます。壁ができると、インパクトでヘッドがグリップを追い越し、ヘッドスピードが速くなります。〝テコの原理〟ですね!アマチュアの多くが手打ちになってしまったり、左肘が引けたりして、手元が先行してしまうので、飛ばなかったり曲がりの原因になります。どうやって膝を伸ばせばいいのか分からない人のために、次回で左膝を伸ばすコツをお話します。