浮世絵を通して市川團十郎を観る
こんにちは。しほりです。
面白そうな展示を発見したので早速行ってきました!
Japan Foundation で展示されてる ”The Many Faces of Danjuro IX “
Japan Foundation とthe Stuart Jackson gallery の協力のもと、 現代の歌舞伎スタイルを築いたことで知られる九代目・市川團十朗(1838-1903)の浮世絵コレクションの展示です。数々の貴重な木版刷りの浮世絵を観てきました。
役の魂そのまま浮世絵に乗り移ったかの様な迫力。そのモダンな表現に改めて驚かされます!鮮やかでパンチの効いた色の組み合わせ、着物の柄模様、文字の曲線を無駄がなくシンプルな構図でまとめていて、もの凄い存在感です。
女型をされても綺麗ですね。
会場では大スクリーンに市川團十郎の歌舞伎十八番がDVDが上映されてました。
英語の吹き替え付きです。
歌舞伎特有の抑揚のあるしゃべり方が日本人でもなんとなくしか聞き取れずもしかしたら英訳は助けになるかもしれません(笑)
それにしても歌舞伎は華やかで役もメイクでキャラクターが分かる様になっているし観ていて楽しくなってきます。さらに市川團十郎の魅力に釘付け!顔の表情や動作一つ一つがとても美しく目が離せませんでした。
外国の方が良く言う「日本の文化はクールだ!」とか言う意味がなんとなく分かった気がします。古くさくなく今でも新しいと思えるところなんでしょうねきっと。
展示も上映も素晴らしかったです。團十郎の美しい隈取の余韻にしばしば浸っていました。
Japan Foundation
416.966.1600
http://www.jftor.org/index.php
4月30日まで展示、上映されてます。トークショーがこれから3回開かれる様です。電話かウェブサイトで予約ができますよ。