トロント・ブルージェイズ、32年ぶりのア・リーグ制覇 | カナダニュース報道局
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トロント・ブルージェイズが2025年シーズン、32年ぶりとなるアメリカン・リーグ優勝を果たした。1993年以来となるワールドシリーズ進出。長い再建の道を経て、チームは再び栄光の舞台へと戻ってきた。
今シーズンのブルージェイズは、シーズン通算94勝68敗の好成績を収め、ア・リーグ東地区を制覇。9月28日のタンパベイ・レイズ戦では13対4で快勝し、地区優勝を決めた。ポストシーズンでは、まずディビジョンシリーズで宿敵ニューヨーク・ヤンキースを3勝1敗で下した。
ウラディミール・ゲレーロJr.が放った満塁ホームランが試合を決定づけ、若き主砲がチームを勢いづけた。
続くア・リーグ優勝決定シリーズ(ALCS)では、シアトル・マリナーズとの死闘が繰り広げられた。シリーズは第7戦までもつれ込み、最終戦の7回、ジョージ・スプリンガーが放った値千金の3ランホームランで勝負あり。4対3で勝利したブルージェイズは、1993年以来となるリーグ王者の座を手にした。
優勝を決めた夜、ロジャース・センター周辺には数万人のファンが集まり、歓喜の声が響いた。1993年の二連覇を見届けた世代が涙し、若いファンが新しい時代の目撃者となった。
ア・リーグ優勝決定シリーズ第7戦は、放送局「スポーツネット」によると、カナダ史上最多の視聴者数を記録したという。シリーズ全体の平均視聴者数も440万人と高く、ブルージェイズの32年ぶりの快挙がいかにカナダ全土を熱狂させたかを示す結果となった。
この記事が出る頃には、大谷翔平率いるロサンゼルス・ドジャースとのワールドシリーズも終わりを迎えている。
*TORJAでは今年「トロント・ブルージェイズのすべて」と題して特集を組みました。ぜひ伴わせてご覧ください。







