今年の食のトレンドを振り返る | トロントの居酒屋風雲児【第24回】
今年も残すところあと1ヶ月となりました。毎年毎年1年があっという間に過ぎていき、こうやって歳をとっていくんだなと実感する今日この頃です。今年も楽しいことも辛いことも色々なことがありましたが、楽しく働き、家族揃って健康で、笑って生活できている毎日は当たり前のようですが、実はとても充実しているなと今年1年を振り返って思います。
来年も私自身、家族、またスタッフみんなが元気で笑顔のある生活ができる素晴らしい1年になって欲しいと思います。来年は私も40代に突入しますが、まだまだ勢いを落とさずに前に進んでいきたいと思います。今年も1年色々とありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

今年1年を振り返ってみると食の世界でも色々なトレンドがありました。去年から続くクラフトビールやPokeの人気はまだ続いているようですが、今年はカラフルなフードの写真をよく目にしたように思います。
炭を使用した真っ黒なソフトクリーム、タイのバタフライピーを使用した青いカクテル、フィリピン紫芋Ubeを使用した紫色のアイスクリーム、真っ赤なスイカジュースやビーツジュースなど、着色料を使用せずにヘルシーで、なおかつSNSで写真映えするフォトジェニックなフードが人気だったように思います。
やっぱり流行に敏感な女子がこういった写真をSNSで見て、行列に並ぶという方程式はまだまだ続きそうな予感ですので、私たち飲食店も写真映えする商品作りを心がけていく事は重要かと考えています。

また熟成肉や和牛などの肉類は相変わらず人気ですが、ビーガンやベジタリアンの方だけでなく、野菜がメインになる傾向もあったかと思います。こういった傾向はやはりヘルシー志向な方が増えてきている証拠でしょうか。それに伴いオーガニックや非遺伝子組換え食品なども今以上に需要が増えてくるかと思います。
また日本食においては今年のトロントは少し出店ラッシュが落ち着いたかと思いますが、ラーメンやチーズケーキなどのスイーツ系はいまだに根強い人気です。またダウンタウンだけでなく、アップタウンと呼ばれるノースヨークやマーカムなども人気が高くなってきたかと思います。
家賃や店の大きさなどの点からもこれからどんどんと郊外に広がっていきそうな予感がします。来年はミシサガなどでの出店が目立つかもしれませんね。

食の世界のトレンドはとても早く、毎年新しい商品が出ては廃れ、流行れば真似されの繰り返しですが、来年もヘルシーで写真映えするアイテムには注目です。写真映えするフォトジェニックな商品はもう当たり前で、これからは動画映えするムービージェニックな商品が注目されているようです。
1人で携帯を複数所有する場合も多いため、あと数年で携帯電話の普及率が世界全体で100%超えする日がくると言われています。味だけでなく、見た目のインパクトは今後もっと重要になってくるかと思いますので、来年も色々なインパクトのある商品を私たちも考えていきたいと思います。

クリスマスや大晦日、年越しと年末は皆さんも忙しいかと思いますが、今年のトロントの冬は寒くなりそうなので、くれぐれも風邪などひかないようにして、楽しい2018年を迎えられればと思います。皆さんも良いお年を!!

小笠原 克 Ogasawara Masaru
日本ではファッションブランドGapでアルバイトからマネージャーまで7年間勤務、新規店の立ち上げや日本売り上げNo.1店舗での管理職を経験し、2005年にワーキングホリデーでバンクーバーに渡加。ファッション業界からの転身となるが、調理師免許保持や両親の飲食関係の仕事の影響などもあり、大人気居酒屋Guuでワークビザを取得し男前店で副店長を務める。その後2009年トロントでのFC立ち上げ総責任者に任命されトロントへ。寒い冬でも毎日行列のできる大繁盛店となり、トロントの日本食パイオニアとなる。2014年にはKinkaFamily Inc.の副社長に就任し、居酒屋の他、ラーメン、寿司、焼き鳥などのブランドを管理、2015年10月末GuuとのFC契約終了とともに独立・起業。現在は世界で皆に愛される飲食店を開業できるようにと奮闘中。




