トロント不動産情報 VOL.10
本文:照岡 敏介 -Toshi Teruoka オンタリオ州政府公認・リアルエステートライセンス保持者
Greater Toronto Area REALTORS®報告によると、3月上半期トロントMLSシステム上で3,459件の住宅売買が行われました。去年同時期は3,464件での取引きと売買件数としてはほぼ横這いとなりました。
“天候には恵まれなかった3月上旬ではありましたが、数多くの不動産購入希望者が意欲的かつ行動的に物件の検索をしました。しかしながら、売り物件登録件数(Detached, semi-detached,townhouseにおいて)の供給が需要に追いつかず先月に引き続き不動産購入に影響を与えています。供給不足の為に、購入希望条件に合う物件を探せなかったり、又は厳しい値付けの競り合いに直面しています。”とToronto Real Estate Board President Dianne Usherは言っています。
2014年3月上半期のトロントMLSシステム上での平均一般住宅購入価格は$560,948で昨年2013年の同時期$530,658に比べると約6%の価格上昇。
コンドミニアムの売買件数は去年の同時期に比べると5.2%減少の810件、しかし、平均売買価格は$368,233と7.7%の価格上昇でインフレーション率を超える数字になっています。
住宅購入のワンポイント
建物というのは雨、雪,氷といわゆる水によって被害や老化に多大な影響を受けやすいので、建物周辺の地形や屋根の形によって建物の維持費も異なってきます。敷地の地形としては、水が建物に集まらずに外に掃ける方が良いでしょう。傾斜地などの立地条件の場合は、雨水の排水処置が適切にされているか否かを確認しましょう。どのような状況下でも解決策はあります。雨水の排水に気になる点がありましたら専門家に尋ねてみましょう。