トロント市・神奈川県相模原市の友好都市提携25周年レセプション
『つながり続ける、日本とカナダ友好の輪』 7月7日 トロント市庁舎
今年、トロント市と神奈川県相模原市は、友好都市提携25周年という輝かしい節目を迎えた。それを記念して7月5日、トロント市庁舎にてレセプションが開催され、会場には同じく相模原市と提携25周年を築いたスカボロー市議会員も参加し、友好的な雰囲気が会場を包み込んだ。
同日午前には、トロント・スカボロー、そして相模原市の友好関係を記念し、スカボロー Birkdale Park にて桜の植樹式が行われた。2000年から始まった桜プロジェクトと合わせ、昨年2015年には20本、今年2016年には25本のソメイヨシノの苗木がBirkdale Parkに植えられ、両都市の友好の架け橋の象徴となった。
レセプションでは、トロント市長John Tory氏、トロント日本総領事の中山泰則氏、Michael Thompson議員、相模原市副市長の古賀浩史氏などが出席され、25年間の親睦を祝った。
Tory市長は、今年4月に相模原市を訪れたことに触れ、25周年を記念したこの年に日本を訪れることが出来たことには、とても重要な意味を持つことができ、実際に、相模原市の産業、教育面そして文化を確かめられた素晴らしい機会だったと述べ、「25年という長い月日の中、友好関係を育めたことには素晴らしい意味があります。本日の早朝に、スカボローに植えられた桜の苗木は、これから根付く両国の友好関係の生きた証になります。これらの木々は両都市の関係を、強く、長く続いていくものを形取ったものになっていくことでしょう。これからの25年間にも両都市の友好関係をさらに築き、つながり続けていきたいと願います」と語った。
古賀副市長は、Tory市長が相模原市を訪れた際、両都市の絆をさらに強く出来たとし、「この記念すべき時に両都市が直接顔を合わせたことは大変意味のあることだと思います。両都市の友好関係をさらに確固たるものにするための覚書を調印していただき、York Universityと青山学院大学との交換留学の協定をされるなど、具体的な成果を得られました。また本日スカボローに植えられた桜の木がスカボロー市を始め、トロント市の皆様の憩いのものになることを期待し、両市の益々の発展を願います」と語った。
中山総領事は、両都市が築いた25年間の絆をお祝いするとともに、「近年、カナダと日本は大変親密な関係性を結んでいます。そして、このトロントと相模原市が提携した友好関係は、人々が、トロントと相模原市だけではなく、日本とカナダのそれぞれに存在する都市について情報交換できる理想的な形を示してくれています。これは、カナダと日本だけではなく、信頼関係が長く続いた成功例として世界に示されることを願います」と挨拶を述べた。
またTory市長は、〝秘密兵器〟と称し、トロントを訪れた相模原市議会員の方々へサプライズとして、Mary-Margaret Mcmahon市議会員の日本語の挨拶を披露した。Mcmahon市議会員は、25年間トロントと相模原市の間で、文化や産業、言語などを学び、両都市の更なる関係の飛躍を願っていることを語った。
両都市の友好が多くの人々の交流につながっていき、さらなる日本とカナダの国際交流が発展することに期待したい。
1、2 相模原市議会員の方々を案内するJohn Tory市長 / 3 中山泰則トロント日本総領事 / 4 阿部善弘 相模原市議会議長 / 5 John Tory市長 / 6 古賀浩史 相模原市副市長 / 7 日本語で挨拶されたMary-Margaret Mcmahon市議会員 /8 相模原市商工会議長の杉岡芳樹氏 / 9 レセプションパーティーの様子 / 10 レセプションパーティでヴァイオリンの演奏をする奥貫史子さん