花束に○○!?衝撃を受けたトロントのバレンタイン|編集部ブログ
こんにちは。トロント在住主婦のY U K Aです。
2月14日はバレンタインでしたね。
カナダは日本と違い、バレンタインは男性から女性へカードや花束などを送る習慣があります。
バレンタイン当日、花屋さんはもちろんのこと、お花コーナーが設けられているお店には、真っ赤なハートのバルーンや色とりどりのバラ、バレンタイン専用のカードなどがたくさん並べられていました。
平日の昼間にも関わらず、花束を抱えた男性の多いこと!
若い男性はもちろん、お年を召したダンディーなおじさままで、脇に大きな花束を抱えて、食材を吟味しながらスーパーでお買い物をしている方も多く見かけました。
そんな人様の様子を見ながら、
“今日はパートナーの代わりにディナーを作ってあげるのかな?”
とか、
“花束持ってサプラーイズ!とかするのかな?”
とか、
一人で妄想しながらニヤニヤしていました。(マスクで顔が隠れててよかった)
スーパーで買い物が終わり帰ろうとした時、ふと出口近くの花屋さんを覗いた私はそこで衝撃を受けました。
たくさん並んだ花束、その全ての花束の中に、
まるで「主役は私よ」と言わんばかりのたくさんの菊の花が。
一瞬立ち止まりました。
「え?菊?」
菊の花は日本ではお供え用のお花として広く知られています。
実際、私の実家のお仏壇には毎日菊の花が飾られていました。
以前、日本の病院で仕事をしていた頃のお話ですが、その病院では、エントランスに月替わりで立派な生け花が飾られていました。
ある日、投書箱にこんな書き込みがありました。
「ピンポンマムは菊の一種なので飾らないでください」 ピンポンマムとは、名前の通りピンポン玉のようにコロンとしていて可愛らしいフォルムのお花です。確かに、菊の一種です。
場所柄、病院なだけに気にされる方もいらっしゃったのだと思いますが、以降、ピンポンマムがエントランスの生け花に飾られることはありませんでした。
―話は戻って、
私の中で菊は“仏花”という印象が強いので、“バレンタインに菊“というシチュエーションに本当に衝撃を受けました。
もし、私がこの花束もらったら、「まだ生きてるよ」と言ってしまいそう笑
そんな我が家は、日本式のバレンタインなので、娘たちと一緒にガトーショコラを作って主人にプレゼントしました。
カナダにホワイトデーの習慣はありませんが、我が家は日本式なので、お返しは「バラの花が欲しい」とねだってみようかと思います。
Y U K A
宮崎県出身。日本で約13年間理学療法士として働いた後、2020年に家族でトロントへ移住。二人の娘を育てるママライターです。趣味は料理とネットサーフィン。日本ではなかなか手に入らない食材の宝庫であるスーパーが大好きで、新しいものを見つけては美味しく調理できないか試行錯誤している時間が楽しみの一つです。