マッサージ・セラピストが教える身体と健康 #21
ソチ五輪 金メダリスト羽生選手元専属のマッサージ・セラピストが教える身体と健康 #21
青嶋 正
RMT:カナダ公認マッサージセラピスト
ソチ五輪シーズン日本オリンピック委員会 日本スケート連盟の強化スタッフ
第21回 ビフォー&アフター 足がまがっちゃった?!

(左)Before (右)After
昨年「子供の足が曲っちゃたんですけど?」という患者さんからのお問い合わせがありました。ご両親の許可をいただいたので、この施術例をご紹介します。
問い合わせの電話をいただいた時は一瞬「?????」と思いましたが、、、詳しくお話を聞いてみるとスケート教室でインストラクターよりスケートシューズを履いた足が曲ってしまうと指摘され、氷を降りて確認してみると確かに曲っているとの事。特別、怪我や事故などは無く、海外という事もあり、どこへ連れて行けば良いか分からず困っていると言うことなので、施術を行う事に。
施術時に本人に真っ直ぐに立って貰うと。“右足首を内側に曲げて立ってしまう”、“片膝が前に出て立ってるのが辛そう。”、といった点が気になります。ママに確認すると、いつもこのポジションで立つとのこと。どこかに痛みがあるのか?骨格の問題か?マッサージセラピストが対応できる問題かどうかを先ず判断しなくてはいけません。施術テーブルに仰向けに寝てもらうと、案の定右腰と右膝が軽く浮く状態になってしまいます。
私は、「足首の問題」というよりは、「腰と腿の付け根の緊張による不快感を上手くママに伝える事が出来ずに不快感を避ける姿勢をしているのではないか?」と考えました。施術のアプローチは、鼠径部の筋緊張の緩和と足首の左右筋緊張バランスの調整でした。結果はafterの写真のように、1回の施術でほぼ真っ直ぐになりました。「一見困難と思われるコンディション」をシンプルなアプローチにより、良い結果に導いた成功例です
「皆さんが抱える慢性化した症状」も丁寧なアセスメントにより改善できる可能性があるかもしれません。
当クリニックでは、
- 原因と思われる怪我、事故の有無?
- 問題の起こった時期?
- 問題の起こる動き、時間等の条件?
- 以前に受けた診断?
といった情報と20年の経験則より、マッサージセラピストとして出来る限りの施術とセルフケアの方法をフィードバックさせていただきます。是非、一度ご相談下さい。
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