目的地や道順が決まらないウォーキングを120%楽しんでみましょう!|留学カウンセラーが説くワーホリカナダ生活 Vol.83

日常生活編44:目的地や道順が決まらないウォーキングを120%楽しんでみましょう!
トロントは再びコロナの新規感染者数の増加で制限が再度強化されてしまったりと、相変わらず娘とお出かけをしたくてもなかなか気軽に行けるところがありません。今年は街で行われる恒例のイベント(毎年大人気のクリスマスマーケットも含め)もすべてキャンセルとなり、トロントのにぎやかな雰囲気をいつも通りに楽しむことができなくなってしまいました。私も娘を色々なところに連れて行ってあげたくても実現できずとても残念です。娘は2歳半を過ぎて色々なものに興味を持ち感受性も一気に育つ時期でもあるので、今の時期こそ連れて行ってあげたら喜ぶだろうな、と思うようなところも沢山あるのですがそれができないのがとてももどかしい気持ちです。
私自身もすっかり運動不足になってしまいました。家の中ではエクササイズをしたくても限度がありますし、あまり気分転換にはなりません。そこでせめて気持ちをリフレッシュしながらもある程度運動になって、娘も一緒に連れて行けるよう散歩(ウォーキング)を習慣にしてみようと思い立ったのが数か月前。最初は目的地を定めずに気が赴くままにストローラーを押して歩き廻るところから始まりました。そのうちこれまで通ったこともなかった道やエリアに足を踏み入れそこで公園やプレイグラウンドなどを見つけると娘としばらく遊んだりスナックを食べたりし、また今度は来た道とは違う道を通って家に帰るという“プランなし”の散歩が恒例になってきました。
このスタイルの散歩は行き先が決まっていないため気が付けば長時間歩いていたりします。でもその途中で新しく素敵なお店を見つけたり、景色のいい場所と出会ったり、お洒落な家が並んでいたり、そして「ああ、ここに繋がっていたのね!」というような発見もあったりすると「もっと先も見てみたい」「今度はこっちにいってみようかしら」という気持ちになり、どんどん楽しくなります。そして道も覚えて土地勘も強くなったりしますし、気分もリフレッシュします。娘もお金を使って混雑した特別な娯楽施設に行かなくても、公園やプレイグランドを新しく発見してそこで遊ぶのを十分に楽しんでくれるのを見ると、散歩や散策のようなごくシンプルなものでも今の私たちに必要な“心の栄養”になるんだな、と気づかされた気がします。
