日々の生活で少しでも「無心」になれる時間を大事にしましょう|留学カウンセラーが説くワーホリカナダ生活 Vol.88

日常生活編45:日々の生活で少しでも「無心」になれる時間を大事にしましょう。
私は子供の頃はあまり勉強はしませんでしたが、絵をかいたり本を読んだりすることが好きで暇さえあれば夢中(無心)になってアートや空想の世界に浸っているタイプでした。学生になってからもクリエイティブなことやアートに興味を持ち続けていましたが、歳をとり仕事や育児など現実的な責任が増えると共にいつの間にか何かに没頭したり無心になる時間とその感覚自体も失ってしまったように思います。このコロナ禍の影響でより心配事やストレスも増え常に「あれもしなくちゃ、これもしなくちゃ。これからどうしよう!」と頭の中が落着かない状況が続くようになった感じは否めません。
そんな中先日トロントで久々にまとまった量の積雪があったので娘と一緒に雪掻きをする機会があったのですが、そのほんの数十分の時間何も考えずに「無心」になって雪掻きをしていた自分に気が付きました。もちろん近くに娘がいるので子供から目を離さない範囲で集中して雪掻きをしていたのですが、その短時間は日々の心配事やストレスを忘れてただひたすら雪掻きをしていたのです。
一通り終えた後にはすっきりした気分になり、娘と雪で遊ぶ心の余裕もできました。もちろんその後また家で仕事に戻る必要がありましたが、新たに充電されたような感覚になったのは確かです。以前にも散歩で心のメンテナンスをすることについてをトピックにしたことがありましたが、今回の雪掻きも同じで、ほんの短時間でも日々の不安や悩みを忘れて一心に何かに没頭するとクリアな気持ちになり視野が少し広がったり物事が違う角度から見えてきたりすることなどもあるということに気が付いたのです。
この様に少しでも「無心」になる機会を持つことで脳や心もリフレッシュされるので良いアイデアが浮かんだり前向き思考に切替わることもあると思います。思い起こせば、私は10年ほど前にジョギングにはまった時期があり、その時はとにかく「無心」で走り気が付けば何時間も疲れを感じずに走り続けていたこともありました。当時ジョギングを習慣にしたおかげで身体的にも精神的にもとても大きなメリットがあったことは言うまでもありません。
“意識”して「無心」になる時間を見つけると言ったら矛盾に聞こえそうですが、日常の中でほんの短時間でもそういった時間をみつけることで心のメンテナンスにも繋がると言えますね(いつかまた走りたいな)。
