「自信を持って新しい場所へ踏み出すための武器、たくさんの人と出会うためのツール 」高橋 花帆さん ｜英語とわたしとカナダ

高橋 花帆さん(タカハシ カホ)
 
カナダ滞在歴 : 1ヶ月(Co-op留学中)
専攻 : Digital Marketing Diploma
出身 : 栃木・愛知・東京都
 
5歳ごろから約3年間、父親の仕事の都合でアメリカのミシガン州に住んだことで自然と英語が身についたという高橋さん。社会人になっても英語を使った仕事に携わってきたが、自分の意思で海外生活をしたいと思うようになったという。

30歳という節目が少しずつ見え始めたタイミングで
Now or Neverだと思い、留学を決意

幼少期に過ごしたアメリカでは、現地校に通い始めた当初はとても無口だったそうですが、数ヶ月後突然英語を話し始めたそうです。大変だったと思いますが、言語を学ぶ上で大切な時期に海外に住む経験をさせてくれた両親にはとても感謝しています。帰国後ももちろん得意科目は英語でした。しかしある程度話せたことで、長期の海外留学はいらないと決めつけてしまっており、学生時代に3週間以上の留学には行ったことがなかったのです。

社会人になって、プライベートジェットに関わる仕事に就きました。日々英語を使って様々な国籍の乗員やVIPと話し、様々な国の運航会社とメールや電話で連絡をとっていました。そのような職場だからこそ、同僚もみんな英語が得意でした。そして、世界各国で働いた経験があったり、海外の大学を卒業していたりと、興味深い話をたくさん聞きました。

そのような環境の中で、次第に「私もやっぱり自分の意思で海外生活をしたい。自力で住んでみないと見えない世界がある」と考えるようになり、留学を決意しました。

Co-op留学を選んだ理由

自分の元々の語学力や年齢から、語学留学やワーホリでは少し物足りないような気がしていました。英語力プラスアルファの武器がほしいと思っていたためです。たくさん調べたりカウンセリングを受けたりする中で、Co-op留学のデジタルマーケティングコースを知りました。私はオンラインでの発信や交流に興味を持っていたので、海外で生活しながらデジタルマーケティングを学び、実際に働く経験ができるというプログラムがぴったりだと感じ、現在の留学方法を選びました。

わたしの英語学習

せっかくアメリカで培った“英語脳”をなくさないために、英語から完全に離れることは一度もありませんでした。英語のラジオや英語教材の例文をひたすら聞き続けていましたね。また、英検やTOEICを数年に一度受験してレベルを測っていました。受験の際は単語帳でボキャブラリーを増やすこととリーディングの問題集を解いて読むスピードを上げることに注力していました。読んでいて分からない単語があれば、フラッシュカードを使って繰り返し復習をしていました。

また、現在の学校の授業は難しいと感じています。デジタルマーケティングを勉強しているので専門用語も多いですし、普段使っている単語がビジネスライクな難しい単語に変換されていたりもします。また、先生がよくイディオムを使うので、何を言っているのかさっぱり分からないときもあります。授業中に調べたり、帰ってから復習できるようにメモを残しておいたりしています。日常生活は簡単な単語でも十分成り立ちますが、ビジネスは違うんだなと実感しています。

カナダ生活と英語

Meet Upという現地の方とも出会えるサービスがあり、英語の勉強と現地の友達づくりのために参加しました。その時参加したのはバーでトロントの野球チームBlue Jaysの試合を観戦するもの。参加していたのはBlue Jaysのファンの方々10名程度。とても熱のこもった、スラングの入り混じった早い英語で、残念ながら6割は聞き取れませんでした。野球ファンだったらもう少し理解できたかも…と思います。次は自分の趣味であるカメラやビールに関わるMeet Upに参加しようと思いました。ただ自分の英語力の無さを知る良い経験でした。

また、トロントの交通の要であるTTCですが、車内に電子案内板はなく、重要な案内は全て車内放送で伝えられます。かなりざらついた音質で、更に電車が走っている音も大きいので、はじめは全く聞き取れず、何が起きているのかわかりませんでした。気づいたら1駅飛ばされていたことも…。しかし1ヶ月間住んでみて、案内が自然に耳に入るようになり、何を言っているのかも理解できるようになりました。耳が慣れてきたと思い嬉しかったです。

カナダ生活を通じて、ドラマや映画、コメディーを字幕なしで日本語と同じレベルに理解できるようになりたいです。また、英語力を活かしてInstagramやYouTubeで大好きなビールのことや日本の魅力、海外生活の様子などを世界に向けて発信していきたいなと思っています。（Instagramは@kaho_beerというアカウントですでに投稿を続けています！）