引きこもってないで外に出かけよう!トロント・GTA郊外冬遊び|特集 トロント冬の醍醐味「外遊び」と「食」
カナダもついに本格的な冬がやってきた!今年はパンデミックの影響でなかなか外に出かけることもできていないのでは?!ここトロントは冬のアクティビティーが充実しているのは周知の事実で、スケートやスキー、アイスフィッシング、スノシューなど楽しみ方も色々。これらはこれまでにもたくさん紹介してきたので、今回はちょっと趣向が違った外遊びをご紹介。現在新型コロナの影響で場所によっては閉鎖されているところもあるので、事前に確認を。
靴屋に隠れたトリックアート
トロントの北東に位置して、トロント中心部からも車で90分と気軽に訪ねられる、エルムハースト・リゾート(Elmhirst Resort)。オンタリオ湖を臨むこのリゾートでは、地元で採れた食材などを楽しめる。また、宿泊先も主にコテージであるため、他の宿泊客とも「密」にならずにのんびりと時間を楽しむことが出来る。ペットも同伴可能で、家族全員で楽しめるのも嬉しい。スパやネイルケアなどのサービスも提供しているエルムハースト・リゾート。海外への旅行が限られている今だからこそ、地元でリゾート気分を楽しむのもオススメだ。
地元の食材を楽しむ
気軽に「トリックアート」を楽しめると話題の「The Vog Vault」。実は、このスポットが隠されているのは靴の専門店、John Fluevog Shoesの店内。クイーン・ストリート・ウェストに店舗を構え、中にはお洒落な靴がたくさん。ここで購入した靴とともに、重力を無視したような写真が撮れるということだ。実はこの靴の専門店、元は銀行だったのだとか。当時使用されていた金庫(Vault)だったため、「The Vog Vault」として知られている。インスタに載せる写真のネタを探している人にはうってつけのスポット。思わず「クスッ」と笑ってしまう、おもしろ写真を撮ってみては?
オンタリオ州でアルパカと戯れる
中南米のイメージが強い、アルパカ。しかし、このアルパカにオンタリオ州で出会えることはご存知だろうか。アルパカがいるのは、ブレイ・リッジ・ファーム(Brae Ridge Farm)。トロントの中心から車で一時間ほどと、気軽に訪れることが可能だ。ここで行われるツアーは全て予約制の最大4人までのプライベートツアーなので、他のグループと「密」になる心配も無い。公式サイトによると、ツアーは60ドル。アルパカとののんびりとした時間を過ごしてみては?
「魅惑的なキャンピング」グランピング
日本でも人気を集めつつある「グランピング」。「グランピング(Glamping)」とは、「魅惑的」を意味する「グラマラス(Glamorous)」と「キャンピング」を合体させた造語だ。「キャンピング」と言うとテントや調理器具など、荷物が多いイメージだが、グランピングはその必要がない。山や森の中にひっそりと佇む、優雅なホテルのような場所に宿泊することが多いため、ホテルへ行く感覚で「身軽に」キャンピング気分を楽しめることも、人気の秘密だ。もちろん、「密」な状況も避けられるため、このご時世にもぴったりなプチ旅行と言えよう。中でも特にオススメしたいトロント近郊のキャンピング・サイトならぬ「グランピング・サイト」はアラバスター・エーカーズ(Alabaster Acres)。トロントの北に位置していて、車でも一時間弱ほどとさほど遠くないのも魅力的だ。
車で「ヨーロッパ旅行」へ!?
ネットで「なんちゃってヨーロッパ旅行」が話題になっていることはご存知だろうか。オンタリオ州にある、ヨーロッパの各都市と同じ名前の街を巡ることで、カナダにいながら「まるでヨーロッパ旅行に行っている気分を味わえる」と人気になっている。例としては、①ブリュッセル、②リスボン、③パリ、④ウィーン、⑤コペンハーゲン、⑥ロンドン、⑦ダブリンをおよそ五時間で回るルート。一見クスッと笑ってしまう「なんちゃって旅行」だが、どの街もローカルの旅行者には大人気のスポットだそうだ。
スリル満点の脱出ゲームにチャレンジ!
「世界最大の脱出ゲーム」がオンタリオ州にあるのはご存知だろうか。冷戦にまつわる様々な展示を行なっている、ディーフェンバンカー冷戦博物館。ここで繰り広げられる脱出ゲームは、「敵のスパイ組織の建物から、核攻撃を逃れるべく脱出する」という、スリル溢れるコンセプト。主に地下を舞台としているこの脱出ゲームは、なんとおよそ9000平方メートルにも及ぶ。この施設は実際、1960年ごろに政府や軍の要員を守るべく建てられたものであり、今までは一般公開していなかったという。トロントからは少し離れてしまうものの、謎解きや脱出ゲームが好きな方全てにオススメしたい、スリル満点のアクティビティだ。
「2099年の世界」へ!トロント動物園のナイトサファリ
その存在について聞いたことはあるものの、訪れたことはないという人が多い、「穴場スポット」のトロント動物園。今回ご紹介するのは、普段の動物園とは一味違う表情を楽しめる「ナイトサファリ」だ。「光る地球」を意味する「テラ・ルミナ」。ライトアップされた全長1.5キロの道を歩くことで「未来へのタイムトラベル」を体験することが出来るそうだ。「2099年」をコンセプトにした1.5キロのルートの中はライトアップだけにとどまらず、レーザーやプロジェクションマッピング、さらには「テラ・ルミナ」のために作曲された音楽など様々なメディアが交差する非日常的な空間と化している。
車の中から楽しむイルミネーション
冬の定番イベント、「イルミネーション」も今年はコロナの影響を受け、その姿を変えつつある。その中でもオススメしたいのが、「ドライブスルーイルミネーション」。スカボロー・ブラフでは、今年の11月27日から12月20日までおよそ1キロに亘る「ドライブスルー」にてライトアップを楽しむことが出来る。また、ライトアップのみならず、サンタクロースにも会える「サンタの家」や「雪だるまの街」などもイベントに含まれる。どの箇所にも車で行き、そのスポットごとに車を停めて各アクティビティを楽しむのだとか。
トバモリーの冬の顔
夏の旅行先としても人気のトバモリー。この人気スポットの「冬の顔」を見たことがあるだろうか。トロントから車で三時間ほどで訪れることの出来る、ヒューロン湖に位置するトバモリー。ここでは、「コテージ」と呼ばれるビラタイプの部屋に宿泊することが可能だ。人気により残りの部屋数はすでに少ないものの、広々とした部屋は「密」を避けながら冬の湖畔を楽しむことが出来る。雪化粧したトバモリーからは、夏とはまた異なった、少し優しい印象を見受けられる。
壮大な歴史に触れる旅へ
あまり歴史的なイメージがないトロントだが、少し足を伸ばせば全く違う顔が見れる。トロントから車で二時間前後で訪れることが出来る「スカ・ナ・ドート・ビレッジ」。カナダの先住民であるイロコイ(Iroquois)の人々の暮らしが垣間見えるというこのスポット。広大な土地には、およそ1000年前に暮らしていたイロコイの人々の家のレプリカが多く並ぶ。これらの建造物は考古学者などの情報をもとに再現されているという。トロントから二時間とは思えない光景が目の前に広がり、まさにタイムスリップしたような気分を味わえる。