I Love RYOJI #16
RYOJIファンがRYOJIの魅力やオススメを寄稿するコーナー
第16回目はSotaさん
冬になると最高気温が氷点下になることも珍しくないトロント。そんな極寒の地のダウンタウンにあるCollege駅から506番のバスに乗り西へ10分程度、そこには沖縄があった。Ryojiで沖縄料理を食べようと言う常連の友達に連れられ雪道を歩く。沖縄の人は気温が15度を下回ると風邪をひくという冗談を聞いたこともあるが、こんな寒い日に沖縄料理を食べに行くのはトロントのRyojiならではであろう。
まもなく店の前に着くと、予想していたたたずまいと違っていて驚いた。もちろんいい意味で。庶民的な店を想像していたのだが、実際にはホテルのレストランのような洒落た空気が漂っている。しかしさすがは居酒屋、中は多くの人で賑わっている。日本を思い出す雰囲気がとても心地良く感じる。
そして特筆すべきは席のバリエーションの多さだ。2人掛け、4人掛けのテーブル席はもちろんのこと、10~14人掛けの長テーブルもある。数人の友達と訪れてもいいし、クラスメートや同僚とのパーティーにももってこいだ。洒落た店内なので大切な人とのデートに来てもいいかもしれない。カウンター席もあるのでお一人様でも使いやすい。どんなシチュエーションでも使いやすいこの汎用性がRyojiの魅力の1つだろう。
居酒屋では「とりあえずビール」が決まり文句であるが、居酒屋を選ぶときは「とりあえずRyoji」で気軽に入店する人も多いだろう。もう1つの魅力はもちろん料理のおいしさだ。おすすめは何と言ってもソーキそばだ。じっくり煮込まれたソーキ(豚の骨付きあばら肉)は口の中でとろける。コーレーグースー(泡盛に漬けたとうがらし)を薬味に使うのが通の食べ方だ。
最後にこんな素晴らしい居酒屋に連れて行ってくれた友人への感謝の気持ちを記したい。私事ではあるが、その友人は今や私の特別な人となり、Ryojiもまた特別な居酒屋になった。恐れ多くも私の稚拙な文章を最後まで読んでくださった読者の方にとっても、Ryojiが何か特別なものになれば光栄である。