「JAPAN FILM NIGHT」が5年ぶりの開催 ートロント国際映画祭に出品された日本映画を祝うー
国際交流基金トロント日本文化センター(ジャパンファウンデーション)、公益財団法人ユニジャパン、文化庁、日本政府観光局、在トロント日本国総領事館による共催で、トロント国際映画祭期間中の9月9日に映画関係者を招いた「JAPAN FILM NIGHT」が開催された。



当日は、『ザ・ゲスイドウズ』の宇賀那健一監督、『ぼくのお日さま』の奥山大史監督、『HAPPY END』の空音央監督ら3名が来場、そして『Cloud クラウド』の黒沢清監督からのビデオメッセージが届いた。会場ではお寿司や日本酒、ワインなども振る舞われ、参加者たちは美味しい食事とお酒を楽しみながら交流を深めた。約150名が集まる華やかなレセプションとなった。

ジャパンファウンデーションの山本訓子所長は挨拶で、「皆様、本日はJAPAN FILM NIGHTへご来場いただきありがとうございます。このレセプションは1990年代から続く伝統ですが、過去4年間は開催できておりませんでした。ずっとこの機会を楽しみにしていましたので、今回皆様とトロントでお会いできたことを心より嬉しく感じております。2024年トロント国際映画祭で、日本の映画や日本の映画制作関係者をお祝いするこの場にお集まりいただき本当にありがとうございます。TIFFや映画制作関係者、スタッフ、ボランティアの皆様の協力のおかげで、このような素晴らしい機会を設けられることができました。今回の国際映画祭で、日本の映画作品が選出されたことで、日本の映画に興味を持つ人がさらに増え、日本に訪れるきっかけにも繋がるでしょう」と述べた。

次に松永総領事が登壇し、「映画監督や俳優の皆様とこの場で集まれたことを、大変喜ばしく感じております。特に黒沢清監督、奥山大史監督、空音央監督、宇賀那健一監督、この度はおめでとうございます。先日、黒沢清監督の映画を観て、心を動かされました。そしてこれから、他の皆様の映画作品を観ることも楽しみにしています。そして今夜のレセプションでは、滑らかでクリアな味わいが特徴のスパークリング酒「英勲 SPARKLING SAKE(京都府)、G7でも提供されたお酒「今錦純米大吟醸 NENRIN S(長野県)」、兵庫県明石のお酒「純米大吟醸神鷹(兵庫県)」を用意しました。今夜は日本酒も楽しんでいただけると幸いです」と述べた。

続いて、TIFFのSonia Sakamoto Jog氏が登壇。「今日はお招きいただきまして、ありがとうございます。在トロント日本国総領事館、ユニジャパン、日本政府観光局文化庁、日本の映画関係者の皆様、そしてジャパンファウンデーションのご協力に感謝しています。そして、映画監督の皆様、誠におめでとうございます。このフェスティバルと、劇場で観れることも楽しみにしています。今回のTIFFでは、黒沢清監督の『Cloud クラウド』を含む日本の作品が選出されています。北米の観客のためにTIFFを選んでくれていることを光栄に思います。去年、宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が初めてTIFFで上映され、多くの反響を呼びました。改めまして、今夜このような機会を設けていただきありがとうございます。映画制作関係者の皆様、いつも変わらぬご支援をいただき、そしてTIFFのことを信頼してくれてありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。また劇場でお会いしましょう」とスピーチをした。

『ザ・ゲスイドウズ』 宇賀那健一監督のスピーチ

私はトロント国際映画祭に来ることを目標としていたので、こうやって今ここに来ることができて、本当に光栄です。日本で映画を作り続けている中で、色んな閉塞感を感じつつ、何かを突き破ろうとずっと頑張ってきて、ひとつの突破口として、トロントのように大きな映画祭はあると思っていました。ここに連れてきてくれたプロデューサー、キャスト、スタッフ、皆さんに本当に感謝しています。
『ぼくのお日さま』奥山大史監督のスピーチ

『Cloud クラウド』 黒沢清監督ビデオメッセージ

クラウドという映画でトロント映画祭にきました黒沢です。上映が終わってすぐ日本に帰らなきゃいけないので、参加できないのですが、僕は初めてトロント映画祭に呼ばれたのが、もう25年以上前ですね。僕は、僕が映画祭に行き出した初期の頃に、トロント映画祭がおそらく初めて僕の大々的なレトロスペクティブというのをやっていただきました。それから25年、まだ僕も映画を撮り続けていますし、トロント映画祭もどんどん発展し続けています。撮り続ければ、ちょこちょこ呼ばれますね。これからまだあと何年、僕も撮り続けるか分からないですけど、死ぬまであと何回かトロント映画祭に呼ばれると思います。どこか人生、そうですね、映画を作っていると、作品と共に、そして映画祭と共に、ずっとこうゆっくりと成長していっている、そういうような実感があります。
皆さんお若い方も多いと思うんですが、最低25年は撮り続けてください。トロント映画祭にあと何度も呼ばれることになると思います。楽しみにしていてください。ありがとうございました。














