ビジネストレンドを知るための用語解説~DX編~|就活に打ち勝つ!ワーホリ・留学生のための「帰国キャリア」【第43回】
コロナが始まってから、より頻繁に目にするようになったDX
DXとはDigital Transformationの略。おいおい、TransformationのどこにXが入ってんねん!と思ったあなた。英語圏ではTransをXと略すことが多いのですが、Transformationの接頭辞「trans-」に「交差する」や「横切る」という意味があり、Xという文字の形からイメージできるからとのこと。こんど友人から「イートランスファーしてね。」と言われたら、「オッケー!EXしておくよ!」と言ってみてください。たぶんウザがられます。
早速脱線してしまいましたが、DXとは「進化したデジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革すること」が前提となっており、会社経営でDXが語られる場合は、「IT技術やデジタルデータを駆使して、組織やビジネスの改革をし、企業の競争優位性を高めること」として使われます。
IT化と何が違うのと思われるかもしれませんが、IT化が業務効率の改善を目的としているのに対し、DXは企業価値を高める(競争優位性を高める)ことが目的とされています。
DXの事例でわかりやすいのは、UberやAirbnbなどデジタル技術を駆使して世の中の新しい当たり前を作った企業。DXは好循環を与えるとされており、革新的なビジネスを行うことで、世界中から働きたいと思う人が集まる→組織のDX推進で時間や場所にとらわれず働ける環境を提供→優秀な人材を確保しやすい→より良いサービスを作れるという人材においてもサービスにおいても競争優位性を高めることができます。
これから転職活動を考えている皆さん、このままの組織で良いのか考えている方。このビジネス・業界をDXさせたらどう変わるだろう…なんて考えてみてはいかがですか?