トロントが大好きになってしまった話|編集部ブログ
留学期間も残すところあと、1週間。
短期間でしたが、私にとってはとても濃く、充実した時間だったと感じています。
貴重な経験とかけがえのない出会いに溢れた4ヶ月でした。トロントを留学先に選んで良かったなと心から思います。
私は、大学を卒業し、社会人になるまでのギャップイヤーの1年を使ってトロントに来ました。
「語学留学で終わらせたくない。」
「様々な人の信念や価値観に触れたい。」
そして、
「メディアを通して言葉で誰かの意思決定をポジティブにできたら。」
そんな思いでTORJAのインターンに応募し、編集記者として活動しはじめたのは、今年の6月。それから約3ヶ月間、様々な方面で活躍されている方にお会いし、取材をさせて頂きました。
・ファッション企画(7月号)
https://torja.ca/toronto-fashion2022/
・HIROの部屋(7.8.9月号)
(前編)https://torja.ca/hiro-room2207/
(中編)https://torja.ca/hiro-room2208/
(後編)
・Collision(8月号)
・キャリア特集(9.10月号)
ファッション企画は、トロントの人がどんな価値観を持って服を選んでいるのか、人の思考や意思決定のプロセスに興味があったこと、そして英語で取材をする経験をしてみたいと思い、実現した企画です。
約1週間、放課後にイートンセンターに行って街頭インタビューをしました。
街ゆく人に声をかけて英語で取材交渉をするなかで、断られることもしばしばありました。どう言えば受け入れてもらえるのか、どうしたらもっと良い話を引き出せるのか毎回、試行錯誤を繰り返しながら取材をしていました。
取材したなかで感じたことは、ある程度の流行はあるものの、トロントの人は、周りの目を気にすることなく、自分が着たいと思ったものやその好きという気持ちに忠実であることです。
トロントの多様性がファッションにもあらわれていて、素敵だと思いました。
そして、キャリア特集は、私が是非、これをやりたいんです!!と編集長へお願いして実現した企画です。来年から社会人になるため、人生の先輩にキャリアについて話を伺うことで、私自身、今後の道しるべにしたいという思いがありました。
この特集のなかで私は、ある方の「経験がすべてだと思う。」という言葉がとても心に残っています。
私自身、トロントへ来るまでは、自分で選んだとはいえ、ギャップイヤーに対する不安や後ろめたさがありました。
周りが就職する中で自分はこの1年、何をしようと。
しかし、トロントへ来て、TORJAで様々な方にお話をお伺いするなかで、「経験ほど尊く、価値のあるものはない。」と感じました。そして、この方の言葉でさらに言葉に深みが増しました。
ここでの経験も含め、その積み重ねや巡りあわせが半歩先の自分の未来を照らしてくれるのだと思います。
そして、
「大学を卒業して、すぐに働かなければいけない。」とか「周りの目がこうだから。」とか
そんな理由よりも、
「自分が何をやりたいのか、どうしたら楽しいのか。」
そこの嗅覚を頼りに自分に嘘を付かずに歩いて行くことが大切だと感じました。
人生の伏線回収っていうこと大ごとに聞こえるかもしれませんが、ここで経験させてもらったことが、いつか必ず活きてくる時がやってくると思います。そう信じて、帰国後も目の前のことに真っ直ぐ向き合っていけたらと思います。
トロントでのすべて出会いと経験に感謝しています。ありがとうございました。
私は、この4ヶ月でトロントが大好きになってしまいました。
そして、これを読んでくださった方のトロントライフが充実したものになりますように。
山本千晴
ちはる
奈良県出身。大学卒業後、入社までのギャップイヤーを利用してトロントに短期留学中。様々な価値観と夢が交差するトロントでの生活に毎日ワクワクしています。TORJAを通して素敵な人やモノとの出会いが沢山ありますように。