ルアー屋さんのオンタリオ釣り日記 第11回
Lure Carver’s Fishing Diary
湖の牙魚、パイクを狙う!
いよいよ5月!!
釣りバカ達にとって、実に悩ましい月がやってきましたね~。
何が悩ましいって、5月に入って日照時間が伸びるにつれて、湖の水温がぐんぐん上がって行く訳ですが、水温が13℃を超えると一斉に色んな魚が釣れだすので、何を釣りに行ったらいいかワカラナーイ!(笑)
ってな訳で、釣りたい魚がありすぎて何をご紹介させて頂いたらいいか迷いに迷うところなのですが、悩み倒した結果、今月号では僕の大好きなパイクフィッシングについて書かせて頂こうかと思います!!
このパイク君ですが、正式名称はノーザンパイク。
北米大陸北部~ユーラシア大陸北部に広く分布している大型肉食魚で、日本には居ない魚なのであまり馴染みが無いかと思いますが、和名では『カワカマス』と呼ばれています。
大きな口&極めて鋭い歯を持つ大食漢で、話によると魚やカエルのみならず、水鳥のヒナなども食べてしまう事もあるとか…。
そのイカツイ風貌や体型、そして大口にビッシリと生えた牙がワニを連想させるのか、パイクの事をGatorという愛称で呼ぶ人も居ます。(とは言っても、パイクは人を襲ったりしないので、どうぞご安心を。笑)
そんなパイク君ですが、ルアーフィッシングの素晴らしいターゲットで、オンタリオの多くの水域に生息しており、70cmを超えるような大物が釣れる事も珍しくありません。
面白いのはパイクの習性で、活性の高いパイク君は一発でルアーを食ってきてくれることが多いのですが、反面、やる気のないパイク君は全くルアーには興味も示さず、悠然と佇んでいる姿を見る事も多いです。パイクは湖の食物連鎖のほぼ頂点に立つ存在ですが、そのオンオフの激しさはサバンナの王者ライオンの姿を連想させます。
ちなみに、人間から見えるような場所にボヘ~と無防備な状態で佇んでいる見えパイク君達の多くは、サバンナでお昼寝しているライオン様状態の事が多いので、狙っても徒労に終わる事が多いです。(笑)
本気で食ってくる奴らは、決して姿など見せず、まるで忍者の如く藻などに潜み、ルアーに襲い掛かってくる瞬間まで存在が分からない事が殆ど。
パイクは藻に同化しやすい保護色を身にまとっており、基本的に藻が大好きな魚なので、藻が多くてエサとなる小魚が多く見られる場所が狙い目となります。
藻の周辺を泳ぐルアーめがけて、パイクがガバッ!と藻の陰から飛び出てきた時の興奮と言ったらハンパないですよ~!
冷水系の魚から暖水系の魚まで、季節を通じて多種多様な魚が生息するナイアガラリバーの豊潤
は興味も示さず、悠然と佇んでいる姿を見る事も多いです。パイクは湖の食物連鎖のほぼ頂点に立つ存在ですが、そのオンオフの激しさはサバンナの王者ライオンの姿を連想させます。
ちなみに、人間から見えるような場所にボヘ~と無防備な状態で佇んでいる見えパイク君達の多くは、サバンナでお昼寝しているライオン様状態の事が多いので、狙っても徒労に終わる事が多いです。(笑)
本気で食ってくる奴らは、決して姿など見せず、まるで忍者の如く藻などに潜み、ルアーに襲い掛かってくる瞬間まで存在が分からない事が殆ど。
パイクは藻に同化しやすい保護色を身にまとっており、基本的に藻が大好きな魚なので、藻が多くてエサとなる小魚が多く見られる場所が狙い目となります。
藻の周辺を泳ぐルアーめがけて、パイクがガバッ!と藻の陰から飛び出てきた時の興奮と言ったらハンパないですよ~!
フィッシングレギュレーションではトロント周辺~ナイアガラ半島にかけての内陸部(ゾーン16)は5月の第2土曜日、そして、オンタリオ湖(ゾーン20)は5月の第一土曜日がパイクフィッシングの解禁日となっています。
何を隠そう、トロントアイランド~オンタリオプレイス周辺はパイクの名釣り場として有名なエリアなので、是非挑戦してみられては如何でしょうか?
『Toronto Pike』でグーグル検索して頂くと、多くの画像や動画が見つかると思いますので探してみて下さい。
今月のワンポイント!
パイクが釣れた時の注意点ですが、絶対にやってはいけないのが口の中に手を入れる事。カッターナイフのように鋭い歯を持つ魚なので、パイクが釣れた時に備えて、ランディングネットか、魚の顎を掴むフィッシュグリップを持参しておくと安心ですよ~。(釣り具店で売っています)
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西根博司(にしね ひろし)
鳥取出身。ルアーフィッシング歴30年。プロルアービルダー歴23年。カナダ歴14年。寝ても覚めてもルアー作りと魚釣りのことばかり考えている典型的な釣りバカ人間。
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