ルアー屋さんのオンタリオ釣り日記 第40回 〜バス釣りを一足先に楽しむ方法〜
サザンオンタリオのバス釣りは6月の第3週目の土曜日か、第4週目の土曜日に解禁日を迎える為、オンタリオのバス釣りのシーズンインはまだまだ先の事ですが、今号の釣り日記はそんなバス釣りが恋しくてタマラン状態のバス釣りファンの皆様に贈りたいと思います♪
ってな訳で、今号のテーマは一足先にバス釣りを楽しむ方法!!
バス釣りが禁漁のこの時期に、どうやってバス釣りを楽しむか?
それを出来る方法があるんです!
それがアメリカに釣りに行く!という方法!!
早い話が、パスポートを持ってアメリカにバス釣りに行っちゃおう!!というのが今月の話であります。(笑)
実は、オンタリオ州のお隣のニューヨーク州は、キャッチ&リリース等の規則があるもののバスの禁漁期が無いので、1年中バスを狙う事が可能です。
もちろん、NY州内の湖で釣りを楽しむ場合は、NY州のフィッシングライセンスを購入する必要がありますが、合法的に春のバスフィッシングを楽しむことが出来ます。
NY州でバス釣りを楽しむ方法は二つあり、陸路でアメリカに入国する。もしくは船でアメリカ領内の水域に行って釣りを楽しむ二つの方法があります。
陸路で釣りに行く場合は、通常のアメリカ入国と同じ方法で国境を超えてアメリカに入国してNY州内で釣りをするという事なのですが、ナイアガラ周辺の釣り人はわりと気軽にこの方法でアメリカに釣りに行っている人が多いです。
エリー湖などで言えば、アメリカ側の湖岸線は湖岸開発されていて岸釣りを楽しめる場所が多いのも魅力です。(特にバッファロー周辺は岸釣りが出来る場所が多い)
りやすく纏められた内容と相まって、とても読みやすい図鑑です。
それぞれの魚の生息域や生活なども書かれているので、釣りにも非常に役に立つ事間違いなしです。
二つ目の方法のボートでアメリカ領に釣りに行く方法ですが、この場合はカナダから船を出してアメリカ水域まで走って行って釣りをするという形になります。
という話をすると、それって不法入国に当たるのでは?と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、実は五大湖やナイアガラリバーやセントローレンスリバーなど、国境を挟んでいる水域はインターナショナルウォーターという扱いになり、アメリカの地面にコンタクトしない限り(水に浮いている限り)はカナダから出船して、アメリカ領内で釣りをすることが可能です。(アメリカ領内の桟橋にボートを付けたり、アンカーを使うなど、アメリカの地面にコンタクトする事は禁止されています)
この方法でアメリカに釣りに行く場合ですが、現在のところ、アメリカ水域にエントリーする際はアメリカ側へのレポートは不要なのですが、カナダに戻って来る際(カナダ水域に再エントリーする際)に、CBSA(カナダボーダーサービスエージェンシー:1-888-226-7277)に電話で再入国レポートをする必要がある事と、出船&帰港はCBSAが指定するポートから出船する事が義務付けられています。(*現在、このルールが見直されており、カナダへ再エントリーする際の電話レポートを不要とする法案が議会で検討されています)
国境を超えて釣りに行くという事もあって少々めんどくさい点もありますが、その手間を掛けても行く価値があるのがNY州の春のバス釣り。
もう、バスが恋しくて恋しくてタマランというバス釣りラブな方は、チャレンジしてみられる価値があると思いますよ~!!
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西根博司(にしね ひろし)
鳥取出身。ルアーフィッシング歴33年。プロルアービルダー歴26年。カナダ歴18年。寝ても覚めてもルアー作りと魚釣りのことばかり考えている典型的な釣りバカ人間。