まさかの二郎系?!トロントでラーメンを味わう|#編集部ブログ
文化も食も多様性に富んだ街、トロント。寿司やうどん、焼肉など数多くの日本食が人気を博している中で日本のラーメン文化も大変な人気を誇っています。今回私がお邪魔したのは「豚と煮干(Ramen Buta-Nibo)」さん。香港人の友人が「ぜひ行ってみたい!」ということなので、一緒に気になるラーメンを食べに行ってきました。
名前がとても印象的なラーメン屋さんです。日曜日の午後7時ごろに訪問しましたが、私が到着した時にはほぼ満席。時間が経つにつれてお客さんが次から次へとお店にやって来て、最終的には席が空くまで外で待っている人がいるほどでした。こうなると、絶対このお店のラーメンはおいしいという期待が湧いてくるものです!!
友人とカウンター席に座ると、目の前には店員さんたちがおいしそうなラーメンを作っていらっしゃる厨房が見えます。本格的なザ・日本のラーメン屋という雰囲気があり、厨房で忙しく働いている店員さんの様子を見るとまるで日本にあるラーメン屋さんに来たかのような感覚になりました。店員さんは全員日本の方だったようで、注文を受け取り店員さん同士で注文を確認するのも全て日本語。どこか感動のようなものを覚えつつ、早く食べたいという興奮を抑えながらQRコードでメニューをチェックしていざ注文。煮干し醤油、スパイシー、味玉などさまざまな種類のラーメンがあり、注文する際には油、野菜、ニンニクなどの量を少なめから多めにまで自由にカスタマイズできます。今回は初来店だったので、味玉醤油ラーメンという基本のラーメンをいただくことにしました。
10分ほど待つと、目の前に待ちに待ったラーメンが運ばれて来ました。なんということでしょう、量が多い!キャベツ、もやし、豚煮などで埋め尽くされ、麺が見えません。これはいわゆる「二郎系」と言われるボリューミーなラーメンだと驚きながらも一口目。おいしい〜!トッピングが多くて麺にはまだまだ到達できませんが、野菜だけでも大満足です。スパイシーラーメンを頼んだ友人もこの量のラーメンは初めてのようで、初体験に大興奮といった様子でした。上に乗った野菜を少しずつ食べ進めて下に埋もれている麺を上の方へとかき混ぜてみると、絶妙な太さの麺がやっと出てきました。ちょうど良い硬さで割とあっさりとしたスープに合っています。やはり野菜の量が多いのか、麺を食べるスピードは遅くなってしまいましたが、それでもなんとか完食できました!
日本でも気になってはいた二郎系ですが、やはり女子1人では行きにくいなと敬遠し続けていたのが事実。いつか行こうと思っていたら、まさかトロントで二郎系に似たラーメンを食べる機会に恵まれるとは思っていませんでした。とはいっても、日本にある本当の二郎系よりは量も少ないでしょうし、食の細い人でも余裕で食べ切れるはずです。私的にはかなり大満足した「豚と煮干」さん。気になった方はぜひ行ってみてくださいね!
福島未来
ザ・文系なのにデータ分析を学ぶためトロントに留学に来た元新聞記者。宮崎県出身なので冬は大の苦手。趣味は映画鑑賞とK-pop!フィンチの韓国系カラオケ店によく出没します。将来の夢はデータジャーナリスト。