オンタリオ州初、医師が乳輪タトゥーを入れる技術の認定を受ける | カナダニュース報道局
オンタリオ州で初めて乳房切除術を受けた患者のための乳輪タトゥーを提供できる病院が発表された。
ハルトン地域にある「Mississauga Halton Central West Regional Cancer Program」のリーダーでもあるアレクサンドラ・ギンティー医師はこの地域で初めて200時間もの研修を受け、乳輪タトゥーを入れられる免許を取得した。彼女自身も乳がんを患い、乳房切除術を受けた1人。美術がもともと好きだった彼女は同じ病気を乗り越えた人を助けるために研修に挑んだという。乳房切除術で乳輪を失った人にタトゥーをすることで患者が自分らしさを取りもどせることがやりがいだそうだ。
今までに72人にタトゥーを提供してきた彼女。医療処置として認定されているためOHIPでカバーされるが、オンタリオの医療保険を持っていない場合は1000ドルほどかかるそうだ。
自らの辛い経験を原動力に他の人を助けるギンティー医師はすごいと思います。サバイバーだからこそ理解できる心の痛みや体の変化があると思うので、それを彼女が医師として、タトゥーアーティストとして受け入れてくれることは患者にとってとても信頼できる存在なのではないでしょうか。きっと国内外の乳輪タトゥーアーティストの育成にもかけがえのない人となるでしょう。