オピオイド依存症による死亡事件が2014年以来3倍に | カナダニュース報道局
オンタリオ州で麻薬性鎮痛剤「オピオイド」の悪用化による死亡例が急増している。2014年から2021年にかけて、15歳から24歳までの若い世代が犠牲になった件数は3倍にも増えていたことが最近分かった。
中毒者が増えたにも関わらず、ドラッグ中毒治療を受けた人の数は大幅に減ったという。その7年のあいだ、752人の若者がオピオイドで死亡、711人が入院、そして5401人が救急治療室で手当を受けた。死亡した人の94%からフェンタニルという合成オピオイドが検出されていた。
調査の結果、すでに中毒になっていた若者が死亡したというケースが多く、中毒者の治療アクセスが心配されている。アクセスができたとしても医者の方針で必要な薬を得られない場合や、患者本人が長い治療を拒む場合があることが考えられる。
最近では売られているドラッグが合成のものが多く、一回使用しただけでも害がとてつもなく多いことが急な死亡例につながっているそう。フェンタニルは多くの有名人の死の原因にもなっています。これからオンタリオ州が若者をどう守っていくのかに注目したいです。