トロント市長選挙 迫る、ホームレス問題と安全が集点に | カナダニュース報道局
市長選挙が6月26日に迫る中、候補者らの議論会が16日に行われた。先月と変わらずトップはオリビア・チャウ氏で、続いてアナ・バイラオ氏、マーク・ソンダース氏らが注目を浴びている。
今回の議論会ではホームレス問題と治安が焦点となった。3月に行われた世論調査によるとトロント市民の44%が一人でのTTC乗車を不安に思うと答えていた。暴力や殺人が増える中、ホームレスも増えている。お金や食べ物に困っている人はホームレスだけでなく、仕事をしている人でもフードバンクを利用したりしてやりくりをしているのがこの街の現状だ。
選挙が近づいているがまだ候補者トップのチャウ氏でも31%しか支持率を得ていない。26日までに票の行き先を決めねばならぬ市民の意見に注目だ。
たくさん候補者がいるから支持率が分かれて低いのか、良い候補がいないから決まらず支持率が低いのか、どちらかが筆者は気になります。選挙日に住民は何を思い、何を望みながら一票を入れるのでしょうね。課題が山積みになっているトロントですが、新市長とオンタリオ州知事がどう交流していくかも注目したいところです。