公共交通の利用者はSMSでTTCに安全性の懸念を通知できるように | カナダニュース報道局
昨年末から1月にかけて急増したTTCでの暴力事件に対応するため、トロント警察は駅構内や地下鉄車内でのパトロールを増加。しかしこの業務は80人以上もの警察官の残業時間として扱われていた。3月13日、警察はこの時間をカットし、業務時間内のパトロールに専念すると発表。残業パトロールの間に起きた事件の逮捕数は314にものぼる。これからも警察の見回りは変わらず行われるそうだが、乗客の募る不安を解消するためTTCは新しい対策法を発表。
「SMS text a tip」というプログラムで、乗客は電話番号647-496-1940にテキストメッセージで安全性の懸念を伝えることができるようになった。写真も添えることも可能。「SafeTTC」というアプリ(iOSとAndroid版は無料)でもテキスト、写真、ビデオを送信可能、911に通報することもできる。どちらのサービスも英語が堪能でなくても状況を伝えやすいことが期待される。
これは筆者だけかも知れませんが、地下鉄では電波が届いたことがありません。こういった場合は地上に上がるまで何も出来ないのでしょうか?少し疑問が残ります。アメリカでは護身用の催涙スプレー(Pepper Spray)やスタンガン(Taser)を持ち歩く人が多いですが、カナダはどちらも違法です。これからカナダ人の護身に対する意識が変わっていくかどうかが気になります。