BC州で黒クマによる被害が急増 | カナダニュース報道局
今月11日、ブリティッシュコロンビア州にあるガソリンスタンドに黒クマが迷い込み、「Gummy Bear」(クマの形をしたグミ)だけを奪い去っていく姿が報道された。店の奥には人がいたが怪我はなく、ニュースで紹介された防犯カメラの様子ではクマはまるでゆっくりと「買い物」を楽しんでいったようにも見られた。
最近特にBC州プリンス・ジョージではクマとの遭遇やクマによる被害のニュースが絶えない。現在、州内では干ばつが続いており、クマが普段食べる木の実が生らなかった。プリンス・ジョージでは春が平年より早く訪れ、高気温が続いた末にサスカトゥーン・ベリーやブルーベリーが早く乾いてしまったため、秋になりクマは民家に生っているリンゴや他の果実を求めている。9月上旬に起きた山火事の消火作業の間もクマが何頭も近づいてきたため消防士らを避難させなければいけない事件があり、冬眠までこのようなニュースが絶えない見込みだ。
BC州のグリズリーベアーは主食のサーモンが自然に十分にないため飢えているそう。2017年にグリズリーベアーを狩りの標的にすることが禁じられていますが、増えすぎが原因でその法律が取りやめになる可能性もあるそう。日本でもクマの被害が急増しているので他人事ではないニュースですね。