クイーンズパークに新しくエリザベス 女王の銅像 | カナダニュース報道局
11月上旬、オンタリオ州政府はクイーンズパークにある州議事堂前にイギリスの女王エリザベス2世の銅像を建てた。この銅像はもともと2016年にボランティアグループにより提案され、生前の女王本人から承認を得ていたもの。デザインは1977年に女王がカナダでスピーチをしたときをイメージしたもので、手元にはカナダのシンボルであるメイプルリーフが添えられている。
しかし、彼女の死から1年経った今、インタネーット上で市民の不満が見られるようになった。まずは150万ドルという巨額の費用に対して、そしてもう一つは女王の功績の裏にあった植民地支配が批判の対象だ。特に先住民族リーダーたちからは和解のために使えた資金だと声が上がった。州の住民のためにもホームレス問題や住宅価格問題などの緩和に使った方がよかったかもしれない。
女王の死後、彼女の死を悲しむのではなく、「彼女は植民地支配を謝るべき」という世論や、植民地支配の暗い歴史にやっと一区切りついたようなムードで溢れていたことを思い出しました。イギリスとの関係はどうあれ、やはり住民の声を聞いてから建てるべき銅像だったのではないでしょうか。