ブランプトンのフードバンクが留学生の利用を禁止 | カナダニュース報道局
今年に入ってからトロントエリアのフードバンクでは過去最高の利用者数が記録されている。ブランプトンでは特に秋に入ってから留学生の利用者が急増。そのため今月から「留学生は利用できない」という新しいルールが定められた。
フードバンクは貧困で十分な食事をとることができない人のための支援を受けられる場所。オンタリオ州では最低3日分の食料(パスタ、米、スープ、牛乳、野菜、卵など)が無料でもらえる。
そもそもカナダに留学するためには毎月最低限の生活費がないとビザは降りないのだが、中にはその金額が入学までの見せかけの資金だったりする場合もあるそう。一人一人事情は異なるが、どちらにせよ今はフードバンクが支援できる人数は限られているそう。管理者はサービスを子供がいる家庭やシニア層、障がい者、難民などに優先したいと発言している。
YouTubeなどでは学生に「フードバンクに行くと無料で食料がもらえる」と利用を促すようなビデオも出回っていたそう。本当に食料が必要な留学生もいると思うので、もし必要のない人たちのせいで利用が制限されたのならとても残念な話。利用するためにはまず身分証明書と住所の確認、そして収入や支出、何人家族なのかなど質問されるそうです。